閑な夜はヴィデオ三昧、「アイク&ティナ」の巻

bearsmick2008-01-15

もう何回もここでは書いていることですが、閑な夜は店でヴィデオなんぞを観て時間を潰しています。ということで今夜は、年末に某国営衛星放送で放映された1971年オランダでのアイク&ティナ・ターナー・レヴューのライヴを観ました。
新聞ではティナ・ターナー・ライヴとしか書いてなかったので、ソロになってからのものかな?と思っていたのですが、1971年のライヴということで、俄然気分が高揚してしまいました。なんせ上京したての1972年に渋谷の映画館で観た「ソウル・トゥ・ソウル」でのアイク&ティナ・ターナーのパフォーマンスにKOされていたからです。
この71年のライヴもそれに劣らず、素晴らしいショーが展開されています。アイク・ターナー率いるバンド、キング・オブ・リズムの演奏も良いし、コーラスのアイケッツのダンスも凄いし可愛いし、なんと言ってもティナ・ターナーのド迫力のヴォーカルとダンスには、またもイキそうになるくらいです。(笑)ティナが曲紹介の時に言った言葉「私に出来ないこと。快い良い歌をゆっくり歌うこと、最後は快い良い歌を激しく歌うのよ。」この言葉に集約できるパフォーマンスを繰り広げてくれます。
演奏している曲も自分たちのヒット曲、ファンキーなソウルはもちろんのこと、当時流行ったロックの曲、例えばビートルズ「カム・トゥギャザー」、R・ストーンズ「ホンクー・トンク・ウィメン」そしてアイク&ティナでも大ヒットしたC・C・Rの「プラウド・メアリー」などノリノリです。そして自分たちの出目を忘れないブルースもしっかり渋く決めてくれています。
当時、来日していて赤坂にあった「ムゲン」というディスコティック(ディスコというよりこう言う方が時代を表わしているようで、良いような気がします。)でライヴもやっているそうなので、ある年齢以上の人は、生で観た人もいらっしゃるのでしょうが、タイム・マシーンにでも乗って当時のライヴを経験したいと思いました。
ティナ&アイケッツの超ミニのドレスにはなんの文句もありませんが、アイクのサンタ・クロースのような服装と何故か黒人特有の髪をコンクというのでしょうか真っ直ぐにしたマッシュルーム・カットなヘアー・スタイルには、なんだかなぁな感想です。(笑)
さて、また観てみようかな。つい口元も緩みニヤニヤしてしまう、そんなヴィデオです。