青春時代の一枚

bearsmick2008-01-12

今夜は僕は仕事があったので欠席したのですが、地元にいる高校時代の同級生が集まってのプチ同窓会が行われたそうで、夜も遅くなってから(3次会か4次会くらいになっているのでしょうか?)そのうちの何人かがやって来てくれました。
Nさんという女性は、昔からロックが好きだったそうで、当時は全く面識も無かったのですが、当時同じクラスにでもなっていたら、きっとレコードの貸し借りとかしていていて、それをきっかけに僕の高校時代に全く縁がなかった男女交際とかにも発展していたかもしれません。そのNさんでなくても彼女の友達とか、ね。(笑)
そのNさんはジョン・レノンジャニス・ジョプリンが好きということで、今夜のリクエストは僕らがジャニスの存在を知ることになったビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーの「チープ・スリル」でした。もちろん当時、CBSソニーから出された日本盤を今でも持っているので久しぶりに棚から引っ張り出して聴きました。もう40年以上は経っているそのレコードのジャケットはボロボロで背は割れてしまって何処からでもレコードの出し入れが出来そうなくらいです。以前、友人の中古レコード屋さんに「ここのレコードは買って上げれないなぁ。」と言われたことを思い出します。大きな世話、もちろん売るなんて考えもしませんがね。(笑)でも人吉に帰ってきてからレゲエのレコードは売ってしまったのですが、レゲエのレコードは70年代後半から80年代にかけてのものが多かったので、そんなに痛んでもいなかったのでしょうか。
そうそう、このジャニス・ジョプリンのレコードにはもう一つ思い出があります。ここでも取り上げた先輩の恒松正敏さんと知り合うきっかけになったのも僕がジャニスのレコードを持っていたからだということでした。知り合ったきっかけを恒松さんに尋ねたところ、恒松さんと仲が良かった僕の同級生が「ジャニスのレコードを持っているヤツがいる。」と教えたそうで、恒松さんが僕を見にやって来たのだそうです。まだ当時はロックを聴いている、レコードを持っているものは少数だったのです。
一緒に飲みながらジャニスやジョンの音楽をレコード盤で聴いていると当時の思い出も蘇り、それはそれで楽しい夜でした。
それにしてもこの「チープ・スリル」のジャケット、たくさんのパロディがあります。ロバート・クラムによるジャケットのイラストに遠くアメリカの「愛と平和」なロックを夢見ていたのは僕一人ではなかったはずです。