NYWRF

bearsmick2008-01-07

我が国のロックの始祖の一人である内田裕也氏が毎年大晦日に行っている「ニュー・イヤー・ワールド・ロック・フェスティヴァル(NYWRF)」が昨年〜今年にかけて東京(浅草ロック座、ここってストリップ劇場だよね。)、USAはロス・アンジェルス、韓国のソウル、中国は上海と4箇所のライヴ・ハウスで行われたそうで、その模様がTVで放映されました。
なんと今回で35周年ということ、規模はさして大きくないもののその時代時代のミュージシャンやバンドを集めてやってきたことには単純に敬意を払います。
今回は地球温暖化阻止をテーマにしていたようですが、若いミュージシャンには相当の意識のばらつきがあるように思えたのが、何気に面白かったです。もっとも彼らにしてみれば、好きな自分たちのロックをみんなに聴いてもらうことで、結果そういうようなテーマに沿えれば良いというくらいの感じかもしれません。僕としても普段はあまり内田裕也一派の音楽は聴いていませんもんね。
内田裕也氏が語るところによると、やっぱりジョン・レノンの映画「ピース・ベッド」を観て考えさせられたようです。単にエンターテイメントになる前の、何かしらの存在意義があった/求めていた頃のロックの力をもう一度信じたいといったところでしょうか。それには僕ももちろん異存はありません。
それにしても久しぶりに観た内田裕也氏はとても68歳とは思えないくらいのロックンローラーの姿でした。来年は69歳、見事なロックを見せてもらいたいものです。