若大将

bearsmick2007-12-09

最近、某国営放送のBSでお昼に加山雄三主演の映画「若大将シリーズ」が続けざまに放映されていて、閑つぶしと懐かしさで一旦観てしまったら、これがまたけっこう面白くて毎日楽しみにしてしまうほどでした。
もっとも僕が小学生だった頃、映画館でけっこう映画を観ていて、もちろんその中にこの「若大将シリーズ」も相当数あり、記憶がごちゃ混ぜになっているものの何作かは観た覚えがあります。そして当時の僕のアイドルの一人でもあり、ひょっとしたら最初に買ったレコード(もちろんシングル盤ですが)は、加山雄三のものだったかもしれません。確かに何枚かは持っていたはずです。
このシリーズは多分全部で17作作られていたようで、「フィーテンの寅さん」や「水戸黄門」と同じように偉大なるマンネリともいえる作品です。だっていつもパターンは決っていて話の先は読めるし、それが外れることはないのですから。(笑)
でもそれにも拘らず、人気が出たのは、当時まだ珍しかった底抜けに明るく、アメリカの映画でしか知らなかったような青春を日本人が演じていたからかもしれません。主人公の若大将こと沼田雄一(加山雄三)はスポーツマンで(毎回違うスポーツ選手として活躍します。)、おまけに自分でギターを弾いて歌も歌います。(シンガー・ソングライターのハシリでもありますね。)そして女の子にはモテモテです。田中邦衛演じる青大将との対比も分かりやすく、星由里子演じるヒロイン澄ちゃん(けっこう性悪な女性に思えますが、笑)とのロマンスも毎度のことです。
でもそれが良かったのでしょうねぇ。ヒネリもなく裏表もない他愛もない映画ですが、今見ても大笑いしながら楽しめましたから。
同じBSで現在の加山雄三をメインにした番組もやっていたので、録画して観てみました。僕の中ではすっかり終わっていた人だったので、コレまで興味も持っていなかったのですが、映画のおかげで観てみると、これが若大将のまんまなんです。今年70歳の古希を迎えたとは思えないほど若々しい加山雄三さんは、今でも毎月一回のライヴも行っているそうで、ギターもびしびし弾きまくっていらっしゃいました。更に歌は若い頃より上手くなっているように思えました。
70歳にして全曲新曲のオリジナルのCDも発表されたそうで、これまた素晴らしく凄いことです。まさに永遠の若大将という名にふさわしい加山さん、これからも元気でご活躍願いたいものです。
自分の人生も残された時間は少なくなってきました。好きなことをやり続けて幸せな人生をまっとうできたら嬉しいなぁ。(笑)