閑な夜だから、お勉強!?

bearsmick2007-10-22

相変わらずな閑なベアーズ・カフェです。ですが、早い時間から来ていたナテっちとマン・トゥー・マンでロック(主に70年代のアメリカン・ロック)を聴きながらいろんな話をしていました。
以前も書いたことですが、僕が若かった頃は、ロック雑誌を読んだり、ロック喫茶へ行ったりするしか新しいレコードや音楽の情報を得ることが出来ませんでした。数少ない情報を元に、例えば誰がプロデュースした作品かとかどんなミュージシャンが参加しているのかで大体の当たりをつけてレコードを買っていたものです。そんな状態だったので、食べるものも我慢してせっかく買ったレコードが期待以下だったこともしばしばありました。当時はまだレコードも高かったですからね。でもその分、我ながらそれなりに真剣に音楽と向き合っていたかもしれません。(笑)
僕より20歳ほど年下のナテっちの時代は、もう音楽の世界もカタログ化が進んでいて、「これが名盤」とか、「聴くならコレ」といった類の本が出ていて、それを参考にCDを買っていたようです。それはそれで便利だしある種のムダを省けるのかもしれませんが、自分で好みの音楽を探し出すという楽しみや好きなミュージシャンや作品をある種体系的に捉えるといった楽しみ方が希薄になるのかもしれません。
趣味の音楽だから、そう難しく考えることもないのかもしれませんが、趣味だからこその楽しみ方もあるわけで、楽しくお勉強できたら良いなと思いつついろいろLPを聴いていた訳です。我がDSDの演奏のアイデアや為にもなるしね。
という訳で、ダイレクトにDSDのためになるような音楽が詰っているのは、冒頭の写真ノアルバム「アラン・ガーバー/アルバム」でした。以前、ここで取り上げたことがあるように思いますが、久しぶりに聴きなおしてみると、ナルホド僕が好きなわけだと強く思いました。このアルバム、ベースがとても良いんですが、ドナルド”ダック”ダンでした。バックはMG’sのメンバーやメンフィス・ホーンが参加していて、素晴らしいスワンプ・サウンドを奏でていてくれます。
ナテっちのリクエストに応えてLPを聴いたのは、以下のアルバムたち。音楽っていいなぁ、そしてやっぱりロックって良いなぁ、と思った夜でした。といっても形だけのロックは好きじゃないのは当然のことですが。だって僕はハード・ロックは嫌いですから。(笑)僕が言うロックはいろんな音楽が混ぜこぜになっていて、自分に訴えかけてくる精神性も備えた音楽のことです。じゃぁ、ジャンルは関係ないじゃん!っていう声も聴こえてきますが、確かにそのとおりです。単に僕が一番影響を受けた音楽がロックだったし、それを自分の中に基準として持って好き嫌いや自分にとっての良し悪しを判断しているだけです。(笑)