今更ながら

bearsmick2007-10-20

先日、伯父さんが入院していることは書いたのですが、早いもので3ヶ月近く経ちました。とても暑かった今年の夏を、とりあえずエアー・コンディションが整った病院で過ごせたのと規則正しい食生活、もちろん看護のおかげで、伯父さんは見る見る元気を取り戻していきました。そうすると今度は入院生活の退屈さが身に沁みるようで、早く退院したいと言うようになりました。
伯父さんには伝えていないのですが、実は回復は願えない位の病気なのです。でも伯父さんはまだまだ生きる意志を確固として持っているので、それなりの元気さを取り戻すことは出来ています。
病院側との話で、一旦退院ということになりました。ということで今日の午前中は、カミさんと一緒に退院の手伝いにいって来ました。約束の時間に病院へ行くと気が逸るのか、伯父さんはもう荷物をまとめて入り口の待合室にいます。(実を言うと僕らが病室へ行くのとすれ違いで階下まで降りてきていたようです。)クルマに乗ってもらって、途中買い物もしつつ伯父さんの家まで送って行きました。
亡くなった僕の母親が育ったその家は、もう相当に古く、オマケにこの10年近く伯父さん一人っきりの生活だったので、痛みもそこかしこに見受けられます。布団を干したり掃除をしたりご飯を作ったりして(主にカミさんが働いてくれたのですが)、さすがにちょっと疲れ気味の伯父さんに休むように言って帰ってきたのですが、僕の両親の時には、こんなこともして上げれなかったんですよね。遅ればせながらの親孝行の真似事です。
ネット上の友人には何人か、親の面倒を見たり介護をしている方がいらっしゃいます。毎日の事になるととても大変だと思います。人間誰しも年老い、死に向かって生きていくわけですが、順番とはいえ、こうやって延々と人間の営みは続いていくんだなぁと思ったりもしました。
さて夜のベアーズ・カフェは土曜日の夜だというのに、とても閑だったので、久し振りにローリング・ストーンズの1972年の2枚組のアルバム「メイン・ストリートのならず者」をもちろんLPで聴いていました。とても良いアルバムだと今更ながら思ってしまいました。
僕の好きなロックのアルバムには、僕が上京した時と同じ1972年に発表されたものが多いような気がするのは、気のせいなんでしょうかね?まぁ、70年から72年というのはロックが成熟に向かう時期だったのかもしれませんが。現在、それらを聴きなおしてまた自分のロック魂に活を入れているところでもあります。(笑)