The Mainman

bearsmick2007-09-27

やっぱり歳を取ると疲労回復に時間がかかるようになります。先週の楽しく忙しかったツケが溜まっているのでしょう、今週は深夜起きていることが辛くて、楽しみのインターネット遊びもやる元気もなく、たくさんのネット友達の日記も読み出さないままでした。
そんな中、最近家でよく聴いているCDを紹介してみたいと思います。それは先日の宮武希さんのライヴの時に入手した、宮武希さんのご主人でもあるベーシスト松永孝義さんのソロ・アルバム「The Mainman」です。音楽誌で見て気になっていたのでジャケットは覚えていて最近の作品だと思っていたのですが、2004年の作品だったことにビックリでした。ライナー・ノーツにもあるようにジャズ以外のジャンルでのベーシストのソロの作品は珍しいかもしれません。
僕が彼の演奏を知ったのは、日本でのレゲエ・ダブ・バンドのはしりでもあったミュート・ビートですが、その後は音楽の幅を大きく広げて、松竹谷清トマトス、駒沢裕城さんとのリング・リンクス(宮武希さんがヴォーカルでした)や映画「タカダワタル的」にも登場した高田渡とのバンド、そして現在のロンサム・ストリングスとたくさんのセッションやライヴ活動をされています。
このアルバムもレゲエをはじめハワイアンやロックやポップスなど多岐にわたるジャンルの音楽が収められていてエレキと生ベースでの演奏を聴くことが出来ます。そして何より素晴らしいのは歌モノ、インストにもかかわらずちゃんと芯が通っているところで、ほんとグルーヴィーで気持ち良いベースが堪能出来るのです。
実は、松永さん本人とは面識はあるものの、そんなに親しいという訳ではないのです。ですが、このアルバムの参加しているミュージシャンや関係者はほとんど知り合いだったりします。その中の何人かはマイミクさんだったりもして一層の親しみが湧くのも必然と言えば必然なんですが、決して身びいきという訳ではないので、まだ聴いたことがない人には是非聴いてもらいたいものです。