詩と歌の夕べ

bearsmick2007-09-20

今夜は店をお休みして、A夫妻が主催するナーガ(長沢哲夫)の詩の朗読と内田ボブの歌のライヴを観に市房山の麓まで行って来ました。
キャンプ場の管理棟のデッキの作られたステージは、その風景といい具合にマッチして、秋風と半月と星の夜空とともに、とても素敵な空間を作り出していました。
最初は、長野県大鹿村に住み農業をしながら歌を歌い続けている内田ボブさんの歌からスタートです。優しく通る歌声とシンプルながら美しいメロディーが辺りをじんわりと蔽って行くかのようです。場が暖まったところで、今度は諏訪瀬島在住のナーガの詩の朗読です。凛とした言葉の響きに良い感じで場の空気が引き締まっていくようです。


といっても野外のステージには、食べ物やビールなどを売る屋台も出ていて、全く気張った雰囲気はありません。僕もビールとレンコン、蒸し鶏のおつまみを頂きながら、楽しんでいました。
交互にステージを務める形で進んでいったライヴは2時間にも及び、最後は2人のセッション、アンコールでまた内田ボブの歌という充実の内容でした。飾らず、しっかりと自分の言葉で語り、自分の立ち位地を自覚しているアーティストの力に僕もなんだか力付けられたようでした。
ライヴ終了後は、会場の撤収を手伝って、今度は近所にあるA夫妻の自宅に集まり、打ち上げというか宴会に突入でし。ビールやワイン、焼酎やテキーラもたくさん、料理もたくさんの豪華な宴でした。そのA夫妻宅は電気を使わない生活を送られていて照明はランプだけです。それでも初めてお会いする人、久し振りの人、いろいろ混じっての会話はとても楽しく面白い、さらにピースフルなものでした。そうそう日本のビートニクの長老と言っても良いナナオ・サカキさんもいらっしゃいました。
時間が経つのは早いもので、深夜遅くまで楽しい時間を過ごしていたのですが、一人二人と眠りについていき、僕も持参したシュラフに包まって寝たのですが、何時頃だったのでしょうか、ただならない様子で目が覚めたのですが、すっかり酔ってしまっていた僕はどうしても起き出すことが出来ませんでした。
その騒ぎとは、先に2階で就寝していたナーガが誤って1階に転落して腰を打ち動けなくなっていたのだそうです。救急車を呼ぶ声も聴こえはしたものの、情けないことにやっぱり僕は起き上がることが出来ず、その騒ぎを聞いていただけだったんですが、朝、聞いたところによると骨折したそうで、2週間の入院だそうです。一刻も早い回復を願う他ありません。