ウッドストック・アルバム

bearsmick2007-09-07

以前、ここでも取り上げた「小さな町の小さなライブハウスから」の著者である片山明さんの日記で、この夏の「ウッドストック」旅行での元ザ・バンドレヴォン・ヘルムのライヴの様子が詳細にアップされていました。まだウッドストックに行ったこともない僕は、羨ましさと共にそれを読んで想像力を働かせて楽しんでいたのですが、最新号のブルース&ソウル誌の特集/表紙が、マディ・ウォータースだったこともあり、久し振りにマディの1975年の名作「ウッドストック・アルバム」を引っ張り出して聴いてみました。
ウッドストック・アルバム」と言うだけあって、当時ウッドストックに住んでいたザ・バンドレヴォン・ヘルム(ドラム)、ガース・ハドソン(キーボード、アコーディオン)それにポール・バターフィールド(ハーモニカ)などのウッドストック人脈と当時のマディ・バンドのメンバーによる素晴らしいブルース・セッションの様子が記録されています。
マディといえば、ディープな南部のブルースをシカゴにおいてエレクトリック化/バンド化した、所謂シカゴ・ブルースの大物として有名なブルース・マンであり、このアルバムでもウッドストックだからと言って特別変わったことをやっているわけではありません。但しガース・ハドソンが弾くアコーディオンが、ちょっと変わった渋い味わいやアクセントを加味しているのはさすがです。
セッションに集まったミュージシャンも御大マディをリスペクトしつつ楽しく演奏しているのが分かる、そんなアルバムに仕上がっています。ピアノのパイントップ・パーキンスとマディとの歌での掛け合いもあり、そりゃもう現場に居合わせたかったと思わせる楽しさです。このセッションがあったからこそ、翌年のザ・バンドの解散コンサート「ラスト・ワルツ」へのマディの参加もあったんですよね。
それにしてもウッドストックという小さな町には、ミラクルを起こす何かがあったのでしょうか。行ってみたい場所ではあります。
夜も遅くなって、Tさんと真面目に音楽についてというか我がDSDについてのアドバイスを受けながらお酒を飲んでいました。基本的には自分たちが楽しむと言うことが一番なんですが、それから先にあるもの、例えば自分たちが何を伝えたいのか、そういうことをも考えながらDSDも活動していきたいと思いました。
けっこう酔いも回ってきたし、店を閉めたら、TVで日本代表のサッカーの試合があることに気づきました。急いで家に帰りTV観戦していたのですが、酔いと眠さに抗うことが出来ず、やっぱり半分以上はウトウトしていたようです。残念ながら負けてしまったPK戦は観たのですが、内容ウンヌンは分からない状態でなんとも情けない事になってしまいました。(苦笑)