トラベリング・ウィルベリーズ

bearsmick2007-09-04

ロック史上最高のスーパー・バンドと言っても良い「トラベリング・ウィルベリーズ」(バンド・メンバーが超豪華、残念ながら1枚目を出した後亡くなってしったロイ・オービソンをはじめジョージ・ハリスンボブ・ディラントム・ペティ、そしてジェフ・リン)のCD+DVDセットが発売されると聞いたのは、もうずいぶん前のことでしたが、2枚しか出ていないCDは、もちろん持っているし、最近はあまり聴いてもいなくて、正直買うかどうか迷っていたのですが、信頼できる友人たちの「DVDを見るだけでも価値はある。」というお薦めもあり、結局某密林にて買ってしまいました。
ご存知の方も多いでしょうが、このバンドはジョージのシングル用の曲を作ることを発端にしてバンドに発展したそうで、最初はウィルベリー姓を名乗る兄弟&従兄弟による覆面バンドでした。まぁ、顔を見るまでもなく歌声を聴くだけで誰だかモロ分かりでしたがね。(笑)
CDでは、とにかくポップでカッコいいロックンロールを聴かせてくれていたトラベリング・ウィルベリーズでしたが、今回のDVDに入っているメイキングを観ると更に楽しく嬉しくなってきます。メンバーのみんながとても楽しそうなのです。みんなが顔を見合わせてセッションしている光景なんて、観ているこっちがゾクゾクしてきます。コメントでも述べられているように有名ミュージシャン、ウンヌンではなくて、友達が集まって音楽を作るという幸福感が溢れているからかもしれません。
DVDに納められたプロモ・ヴィデオ(以前TVで観たものもありますが)も、その明るいポップさが満開でとても楽しめました。2枚のCDに納められた楽曲も今聴くと時代を超えたカラフルでポップなロックンロールが多く、今後もずーっと楽しめそうな気がしました。
ナテっちと一緒に観ていたのですが、見終わった後は、なんだかバンド魂に火がついたようで、トム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズ、ロス・ロボスのライヴ・ヴィデオを続けざまに観てしまいました。どちらもフィルモアでの割りと最近のライヴです。好きなグレイトフル・デッドもそうですが、この二つのバンドも見た目には普通のおじさんたちなのに、イカしたロックを奏でてくれているのがとても素敵です。でもこの手のバンドは日本ではあまり人気が無いようで、ちょっと残念です。
ナテっちは、少しずつこの手のグルーヴの素晴らしさに気づきはじめたようで、僕も嬉しいです。我がDSDも頑張ろうね。(笑)