日倉士歳朗ライヴ(というかミニ・トリップ)・・・その2

bearsmick2007-06-28

さて二日酔もなく(テキーラってあまり残らないです。?)昼頃に起き出すとピンポ〜ンとトビさんがやって来ました。「温泉にでも行こう!」とのお誘いです。もちろん僕たちもそのつもりだったので渡りに船とトビさんのクルマに乗って出かけることにしました。
日倉士君の地元神奈川県の大和からレミチューさんが、昨年に続いてはるばるやって来てくれたので、彼女をバス・ターミナルで拾って(怪しげなオヤジが三人揃ってのお迎えだったので、ちょっとビビッていましたレミチューさん。笑)、まずは腹ごしらえと美味しい蕎麦を食べに行きました。僕も知らないかったその蕎麦屋さん「田ぐち」は分かりづらいところにあり、ちょっと道に迷いながらたどり着いたのですが、なんと定休日。ですが、せっかく東京からのお客さんだからとお店にいらした方に言うと、「大丈夫ですよ。」と優しい返事です。普通ありえないですよ、こんなこと。田舎の優しさに触れました。もちろん蕎麦も香り高くて美味しかったです。ちょっとだけビールも頂くと昨夜の酔いが戻ってきて、ほんのり酩酊とても良い気分でした。(笑)
昨日は「明哲温泉」と言う露天が気持ち良い温泉へ行ったのですが、今日は温泉が沢山ある人吉・球磨でも多分ここだけと言う「華まき温泉」にいきました。珍しい炭酸泉の温泉です。細かな泡が身体に付いてヌルヌルして泉質は柔らかくてバツグンです。レミチューさんは「ウナギになった気分だ。」って喜んでいました。確かにとてもお肌に良さそうです。窓を全開にしてゆっくり温泉に浸かっていると身も心もほぐれていきます。お風呂上りにそこの御主人さんと会話でちょい盛り上がり、幸せなマッタリとした時間を過ごしました。とてもこれからライヴや仕事が待ってるとは思えないくらいです。(笑)
さて良い時間になってきたので、石水寺(ここの石をくり抜いて作られた山門は有名です)にお参りして帰り路に付きました。アジサイの花も満開、とてもきれいでした。カメラを持って行かなかったので写真を撮らなかったのが残念なくらい楽しい観光?でした。
さていよいよ今晩のライヴに向けての準備です。日倉士君はスライド・ギタリストなので各種チューニングのギターが必要です。今回もアコギ、エレキ、ドブロ、ワイゼンボーン、そして昨日の日記で写真を載せたナショナルのスティールと5本のギターを駆使してのライヴを行います。
機材のセッティングが済んだら軽く音出しのチェック、さらにはジャンベを持ってきたトビさんとちょっと打ち合わせをしてセッションをしてみます。あれこれ言わなくてもちゃんと音になるのが流石です。

軽く打ち合わせしてのリハ中の二人。
お客さんの入りもまずまずで順調にライヴが進みます。もう最初からノリもよく、今夜はとても良いライヴになるのは保障されたようで僕も嬉しくなってきました。



とても濃く楽しく美しかったライヴが終わったら残ったお客さんとセッション・タイムに突入です。が、今夜ははるばる来てくれたレミチューさんのお誕生日一日後と言うことで、まずはシャンペンで乾杯です。

まずはナテっちの歌&ギターからスタート。先ほどの日倉士君のステージがまるで前座だったかのように、これからまだまだ楽しいライヴ/セッションが続いていきます。(笑)

宮崎からはmrtastyさんも昨年に引き続き駆けつけてくれました。ライヴ終了後だったのですが、このセッションのためだけに来てくれた行動力に感謝です。

サムチンはもちろんウクレレ持参です。日倉士君と一緒に「ウクレレ・レディ」を演奏してくれました。

さていよいよ水俣からのつるじいが登場です。観るたびにそのパフォーマンス力が高まってきていて、今夜も絶好調、これでもかと言わんばかりにみんなをノセていきます。

ギターを弾ける人はギターを弾き、ハーモニカを吹ける人はハーモニカを吹き、歌える人は歌い、音が出るものはパーカッションにし、踊れる人は踊る、そんな楽しい時間が続きました。
と、入り口のところでナテっちのギブソンB−25を日倉士君が弾いています。とても良い音でブルースが奏でられています。実はこのギターをレミチューさんに売ろうかという話だったようですが、あまりに良い音がするのでナテっちその気がなくなったかもです。(笑)
日倉士君はスライドだけでなくフィンガーも上手です。さすがプロです。


まだまだセッションは続きました。みんな翌日の仕事は大丈夫だったのでしょうか?でも楽しい時間は何事にも換え難いのも分かります。
とても楽しいライヴでした。ちょっとでも音楽に興味がある人には是非こんな夜を経験してもらいたいものです。音楽は聴くのも楽しいですが、自分が関わるともっともっと楽しいものですよ。
連日のライヴとお酒で疲れているだろうに、みんなに付き合って、セッションにも参加してくれる日倉士君、ほんとに良いやつです。そして素晴らしいミュージシャンです。また来年にでも来てもらいましょう。