ロックの日

bearsmick2007-06-09

何時の頃からか6月9日は「ロックの日」ということになっています。(ホントに好きだなぁ、「〜の日」を作るの。笑)音楽系の店をもう何年も営んでいる僕は、世の中がそうなる以前から勝手にロックの日と言っては、好きなロックの曲をかけていました。
ということで、今夜も「ロックの日」な営業をしようと思っていたのですが、珍しくそんなことには関係ないようなお客さんがお見えになって(ありがたいことにガンボ目当てのお客さんたちが多かったです。)久し振りの賑わいを見せました。
毎週月曜日の常連さんK君&T君は五十一さんのライヴと間違っての登場。(笑)でも、居合わせたナテっちと楽しい会話で盛り上がって(とりたててロック話ではなかったようですが)、それなりのサタデー・ナイトを楽しんでくれたようでした。
お客さんも一段落した深夜から、やっと「ロックの日」ぽい夜になったのですが、その時にはもう日付も変わり10日になっていたなぁ。(笑)
I君のリクエストでドゥビー・ブラザースを聴き(久し振りに聴いたドゥービーズ、やっぱりギターのカッティングとかカッコ良いなぁ。)、自分たちの青春時代を彩った音楽の話などに花を咲かせました。
最後まで残ってくれたナテっちは、つい先日まで「見張り塔からずっと」はジミヘンの曲だと思っていたそうで、ボブ・ディランの曲だと知ったからにはオリジナルを聴きたいということで、「ジョン・ウェズリ・ハーディング」に入っている同曲を聴きました。このアルバムは、僕が最初に買ったディランのLPで(高校生になった頃、やっとオリジナルの形で毎月1枚か2枚づつCBSソニーから発売されるようになったものでした。)、ちょっと地味目な感じもするアルバムなのですが、アコースティックなロック・アルバムとしてけっこう好きだったりします。ジミヘンをはじめいろんなミュージシャンにカヴァーされた「見張り塔からずっと」や「アイル・ビー・ユア・ベイビー・トゥナイト」など良い曲が収められています。

ディランといえば、今夜もまた『30周年記念コンサート』も観ました。何回観てもその豪華な出演者に目を奪われてしまいます。が、やっぱり主役はディランとその楽曲なんですよね。
相変わらずのディラン・フィーヴァーが続いている今日この頃なのですが、「ロックの日」のシメはボブ・ウィアーのファースト・ソロ「エース」から「ワン・モア・サタデー・ナイト」。このアルバム、演奏メンバーはまるっきりグレイトフル・デッドで単にボブ・ウィアーがリード・ヴォーカルをとる曲だけで構成されたデッドのアルバムと言っても良いようです。そこに収録された楽曲は、その後のデッドのライヴでも沢山演奏されていますから。
そしてこのLPは、昔々、今は亡き若林純夫さんから譲り受けたものでした。