ブルースで繋がる輪

bearsmick2007-06-08

先日も書いたように、家にあった音楽DVDを店に持ってきたので、久し振りにそれらを観ています。今夜はマディ・ウォーターズの1981年シカゴ・ブルース・フェスでのライヴです。これまた久し振りに観たもので、やっぱり内容を忘れていました。(苦笑)
まだ元気なマディの姿を見れる、ありがたいDVDでした。椅子からも立ち上がってギターも弾いているし、なんと言っても豪快なスライド・ギターも聞かせてくれるのは嬉しい限りです。さらには、ゲストでジョニー・ウィンターも登場しての大団円。けっこう熱く盛り上がりながら観てしまいました。
ということでお次は、ジョニー・ウィンターのDVDです。コレはアンソロジー的な作品で相当昔のレアな映像から80年代のライヴの模様やマディ・ウォーターズやBBキングとのセッションなども納められたものです。
ジョニー・ウィンターは、僕が中学生の時「100万ドルのギタリスト」という触れ込みでデビューしたテキサスの白人ギタリスト(アルビノなので真っ白で、やせっぽち)で、そのアグレッシヴなギター・スタイルは、ハード・ロックが苦手な僕の音楽嗜好の中でも、かなりハードな部類に入るミュージシャンです。でも昔からけっこう好きなミュージシャンの一人であることも確かです。
白人ブルース・マンであるジョニー・ウィンターは、低迷していた1970年代後半のブルース・シーンへ、ある意味恩返しという感覚でしょうか、1977年にそのマディ・ウォーターズをプロデュースしています。その縁もあって上記の各DVDでの共演があるわけですね。

そのアルバム「ハード・アゲイン」。マディのルネッサンスという趣もああり、なかなか良い出来です。
すっかり忘れていたので偶然の繋がりに自分でもちょっとビックリしながら見ていたんですが、先日ここでも書いたように、地元の情報誌「どうぎゃん」の掲載された日倉士歳朗君のCD紹介記事に目を留めて、わざわざ店を探してきてくれたお客さんがいらっしゃいました。
そのお客さんは転勤でこの春からこちらにお住まいのSさんとおっしゃる方です。ぼくより2歳上の方ですが、クラプトンやビートルズ、ブルースがお好きだそうで、地元長崎の仲間(同級生)とバンドを再開して毎年クリスマスにはライヴも行っているという、正に待ってましたっ!という感じのお客さんです。(笑)
今じゃまるっきり機能していないベアーズ・カフェのHPもしっかりとご覧になっていて、もう僕のことを相当御存知でした。恥かしいったらありゃしないです。(笑)
今夜は、ちょっとお話しただけですが、同じ世代で音楽好き。これから良い関係が作れるといなと思えるお客さんでした。