チナ・キャッツ・トリップス・バンド

bearsmick2007-05-21

エイモス・ギャレットの幸せなライヴの余韻に浸っている今日この頃ですが、やっぱり閑な月曜の夜、はたと我に返りました。(笑)
ところでみなさんは、チナ・キャッツ・トリップス・バンドという素敵なバンドを御存知ですか?1980年の結成ということなので、もう27年活動していることになります。確かにメジャーなシーンで活動しているわけではないので、一般的には有名ではないのですが、ある意味では日本のロック・シーンの1場面を代表しているバンドであることは確かです。
グレイトフル・デッドでさえ、我が国ではあまり知られていない状態なので、チナ・キャッツ・トリップス・バンドが、いかに我が国のデッド・ヘッズの間で高い評価を受けているかもよく知られてないと思われますが、そんな評判や固定観念を振り払って素直な感覚で聴いてもらえれば、その素晴らしさは分かると思います。
1980年前後当時にちょっとだけヴォーカルのオハルとは面識があったのですが(もちろんその後もライヴは何回も観ています)、僕の一方的なファンという立場です。ほぼ同世代で同じ熊本県出身というのもなにやら親近感を持ったものです。
チナ・キャッツ・トリップス・バンドもまたグレイトフル・デッドと同じようにライヴ・バンドなので、その活動の割にはCDやヴィデオなどの作品というものはそう多くはないのですが、これまたデッドと同じように沢山のライヴ音源は出回っています。オリジナルの楽曲はもちろんのこと、グレイトフル・デッドのカヴァーや、ビートルズボブ・ディランの曲も沢山演奏してくれています。歌も演奏も相当なレベルの上手さです。いずれ機会があったら是非「球磨ロック」など球磨・人吉地方でライヴをやってもらいたいと思っています。
そんなチナ・キャッツ・トリップス・バンドの新作CDが発売されました。といっても実は活動し始めた初期の音源(カセットなどで出されたものや未発表ライヴなど1983年から94年までの音)を1枚のCDにしたものです。タイトルは「いかれていくみ」、そのタイトル・ソングは、当時のライヴでよく歌われていて、僕もしっかりと記憶に残っている名曲でした。もっとも今回初めてタイトルが分かったのですが。(笑)
そんな風に編集されたアルバムなので、いろんなタイプの曲が入っているので、ちょっと散漫な感じもするかもしれませんが、どの曲もチナ・キャッツ・トリップス・バンドの個性をはぐくむものだったわけで、面白く聴けました。現在のチナ・キャッツ・トリップス・バンドしか知らない人にも是非聴いてもらいたいものです。ライヴ感覚あふれる楽曲が揃っています。
ということで、ベアーズ・カフェにて取り扱っています。良かったら是非お買い求めになって聴いてみてください。