日倉士歳朗を聴く

bearsmick2007-05-10

人吉・球磨地方の月刊情報誌で「どうぎゃん」というのがあるんですが、そこの編集長さんから電話があり、なにかCDを紹介して欲しいとのこと。ベアーズ・カフェでライヴをやっているミュージシャンのでもOKということなので、宣伝方々、その依頼を受けることにしました。
まず最初にパッと閃いたミュージシャンはというと、敬愛するスライド・ギタリスト日倉士歳朗君でした。彼が開店当初のベアーズ・カフェに遊びに来なかったら、今のように頻繁にベアーズ・カフェでライヴをやるようにはならなかったからです。
そもそも日倉士君とは、70年代末のボブズ・フィッシュ・マーケット時代からの付き合いで、その後一旦付き合いが途切れるものの、僕が青山でやっていた「サル・パラダイス」でも彼のライヴをやったし(クラブのりの店だったのでライヴは珍しかったです。)、自由が丘の「マルディ・グラ」では定期的にライヴを行うようになっていました。
人吉に帰ってきて今年で10年目を迎えるのですが、ベアーズ・カフェを開店した当初は、ライヴをやるなんて考えてなかったので、ライヴ用の音響設備も全くありませんでした。ところがツアーの途中に日倉士君とSHYから「ちょっと遊びに寄りたいんだけど。」という連絡が入ったのです。せっかく来るんだったらライヴもやりたいなぁ、ということで、全くのアンプラグドのライヴをやったのがベアーズ・カフェのライヴの始まりだった訳です。その後は、みなさんご存知のように、お客さんが入ろうが入るまいが、頻繁にライヴを行っています。(笑)
ということで、どのCDを取り上げようかと日倉士君のCDを引っ張り出して聴いているのですが、改めて聴くとやっぱりカッコいいです、日倉士君のスライド・ギター。さすがにギター専門誌で取り上げられるギタリストだけの事はあります。あの酔っ払った姿からは想像できないスタイリッシュさです(笑)
噂では、最近の飲酒運転の取り締まり強化の影響で、関東近辺でのライヴの時は、信じられないことですが、お酒を飲まずにライヴを行っているようで、「酔っ払っていない日倉士は面白くない。」とか言われているようですが(笑)、ツアー中はたんまり飲みながらのライヴをやってくれるはずなので、きっと面白く凄いライヴが楽しめるはずです。(笑)
その日倉士君の今年のベアーズ・カフェでのライヴは来月6月27日(水)に行う予定です。CDのレヴューは今月下旬発売の「どうぎゃん」に掲載予定なので、機会がある人は読んでみてください。
で、写真は1990年発売のファースト・ソロ「I'm Slidin'」のジャケットの裏の写真から。どうです、男前でしょ?(笑)もちろん現在でもその男っぽい、ガイジンみたいな容貌は変わっていませんよ。と一応本人の名誉にために付け加えておきます。