ローカル・マニフェスト型公開討論会

bearsmick2007-04-13

先の統一地方選は、まぁ、あのような結果に終わりましたが、今月の22日には、その第二段の選挙が行われて、僕の住む人吉市も市長選と市議選が行われます。
ということで、今夜は、カルチャー・パレスで行われた市長選に立候補する5人による「ローカル・マニフェスト公開討論会」に行ってきました。金曜の夜、稼ぎ時ともいえる日ですが、13日の金曜日だし、相変わらずのベアーズ・カフェだから、あまり関係なかろうと参加してきたわけです。(笑)
僕自身は、そう政治的な人間でもないのですが、普通に選挙や政治には関心は持っています。4年前の統一地方選の時は、各候補者にアンケートを取りまわって、ライヴと連動させた「選挙行こうよ!」のイベントをやったこともあります。自分から興味を持って知ろうとしないとなかなか本質やそのものも分からないことが多そうなので、とりあえず興味があることは自分から動くことを心がけています。
もちろん僕はどんな組織や団体にも属していなくて(単に面倒だったり苦手だったりするからですが)、単に個人的な興味で動いたんですが、どうも世間的には、そういうことが信じられないようで、相当胡散臭がられたりしました。でも本当は、個人のそのような姿勢が大切で、そうしなければ「しがらみ」のない政治や地縁・血縁・組織にとらわれない選挙は出来ないんではないのでしょうか。もちろん、地方政治にはその地元や組織の代表という面もあることも確かですが、やっぱり大局をみる政治が今の時代には必要だと思います。
先に書いたように、4年前は個人的にアンケートを取り回ったんですが、もちろん提出は任意でした。各候補者によって返答の内容も様々で、提出してもらえなかった人も何人かいらっしゃいましたが、組織選挙をしている保守系の候補者にその傾向が大きかったのは事実です。確かに人吉の市議選だと800票ほど取ると通るので、自分の支持母体・組織をしっかりするとOKなのでしょうが、一般市民の声とか意見を聞かなくても良いということにはならないと思うのですが。そんな候補者に限って一般市民との対話が大事だとか平気でおっしゃっていたりします。笑い事のようですが、ほんとの話です。
話がちょっとずれてしまいましたが、今夜の公開討論会は、より大事な市長選ということで、興味は持っているものの積極的に支持できる候補者が居ない僕には、その選択基準を目の当たりに出来る良い機会だと思ったのです。ご存知のように現職の市長が贈収賄で逮捕され、川辺川ダム問題や落ち込む市街・経済など問題も山積みな現状です。ささやかな1票ですが、無駄にしないようにしたいものです。
コーディネーター神吉信之氏(ローカル・マニフェスト推進ネットワーク九州)によって進められた討論会は、事前のマニフェストのアンケートによって分かりやすく進んで行きました。5人の候補者に公平になるよう考えられていたように思います。大事な生活を支えるための政治を司る人吉市の市長を選ぶ選挙だから、なにより政策が大事なのは当たり前のことです。このような形で一般市民に分かりやすく政策/政治の約束をしてもらえるのはありがたいことだと思います。「約束を破ったら罰が当たるよ!」って各候補者に言っておきたいです。(笑)