ミラクル・トーンズ

bearsmick2007-04-06

もう一昨年前になるかな、僕が大好きだった日本のバンド「久保田麻琴と夕焼け楽団」のリード・ギターだった藤田洋介(当時は、洋麻)さんが、CDを出したと言うことを聞いたのは。それは藤田洋介と彼のミラクル・トーンズ「ハッピー・アワー」というCDで、全曲インストでかっこよく渋く決めてくれていました。誰からだったかは忘れたのですが、マイミクさん(cnioさんからだったかしら?忘れて、ごめん)からそのCDを頂いて気に入って聴いていたものです。つい最近のカーステレオのCD入れ替えでも、このCDを入れました。陽気でご機嫌なこのCDはドライヴにも最適です。
次のアルバムは何時出るんだろう?と思っていたらなんとライヴを集めた映像のDVDが発売されました。音質は良くないかもしれませんが、かえってそれがライヴハウスやスタジオ・リハーサルの様子を伝えてくれていて、等身大の音楽という感じでなかなか良いのですよ。(笑)
CDと違ってライヴ(DVD)は、歌モノも入っています。メンバーには、元オレンジ・カウンティー・ブラザースのリーダーでありヴォーカリストだった飯田さんもいらっしゃるので、歌モノがあっても当たり前と言や当たり前です。藤田洋介さんや他のメンバーも変わりばんこに歌っています。失礼ながら、歌が上手いとは言えないかもしれませんが、こんなところも良いですね。特に夕焼け時代の歌とか聴くと、麻琴さんの歌の上手さがより分かったりして。(笑)でも、今の時代にこの音楽は嬉しいです。もちろん、ギターをはじめ演奏はもうバッチリです。ロックは上手いヘタより、やっぱりグルーヴが大事です。(笑)
ライヴ映像に挟まれてメンバーのインタビューも入っているのですが、ビールやアルコールの壜がやたらと出てくるのも正しいオヤジ・バンドの姿でしょう。30年前はスリムで長髪だった彼等の姿も今じゃ髪は薄くなったり白くなったり、お腹周りにはお肉が付いたりと、まぁ、他人事ではないのですが、共に時間を過ごしてきた感慨があります。(笑)
このDVDを見ているとお酒が欲しくなってきます。解説で小川真一さんも書いていらっしゃいますが、一杯飲みながら見るのが正しい観賞の仕方かもしれません。適度なアルコールの力を借りてミラクルな音楽に身を委ねるとそこには幸せな時間が流れることは、これはもう間違いありません。
こんなシンパシーを持てるこのDVDを、ベアーズ・カフェでも取り扱う事になりました。定価は¥3800ですが、ご好意によりお安く提供させていただきます。そこのアナタ是非、御入手下さい。お値段は、僕に訊いてね。
30年前のあの時代の空気や風を感じれるのはもちろん、それが現代にも脈々と続いていて今でも楽しめる幸せを分かち合いましょう。

DVDの裏ジャケットの写真。みんな若いです。左から藤田洋麻(G,Vo、夕焼け楽団)、飯田雄一(G,Vo,オレンジ・カウンティー・ブラザース)、鵜沢章(B、オレンジ・カウンティー・ブラザース)、飯田充(Dr,Vo,ミネソタ・ファッツ)、寺西憲二(G、Vo,サイケデリックカウボーイズ
三人のギタリストが、テレキャスターを使っているのも面白いし、マイミク度が高いのも楽しいです。輪になって踊っていた若き頃を思い出しました。これ、良いよ〜!