おやっ、こんな田舎のCD屋にも

bearsmick2007-03-16

毎月、買っているサッカー雑誌を買いにMという本屋兼CD/DVD屋兼レンタル・ショップへ行って来ました。
なんか面白いの出ていないかと雑誌売り場をうろついて、目的の雑誌を手に取りキャッシャーへ向かいます。で、お会計を済ませた後、今度は仕切られたCD/DVD売り場へと足を向けるのがいつものことです。(お会計は別々なのです。)
ポイント・カードは両方使えるんですが、本屋雑誌は¥1000で1ポイント、CDやDVDは¥500で1ポイントと違いがありますが、僕が欲しい本やCD、DVDはなかなか揃っていないので、本は注文して取り寄せてもらっています。CDやDVDはネット・ショップのほうが安かったりするので、店に置いてあるモノは買うようにしていますが、基本的には某密林などで購入することが多いですね。
それでも売れセンのものや有名ミュージシャンのモノは、ちょっと遅くなって入荷することもあるので、まぁ、気長に待っていたりするんですが、どうしても早く聴きたいものもあったりして、例えば最近で言うと「エンドレス・ハイウェイ」というザ・バンドのトリビュート・アルバムがあるんですが、日本盤には4曲のボーナスCDが付いているそうで、早く欲しいのですが、やっぱりまだ入荷していません。某密林にもアメリカ盤はあるものの何故か日本盤はないようです。もちろんザ・バンドは好きだし、僕の周りの友人たちの評判も良いので早く聴きたいのですがね。
で、やっぱりかと諦めて映画のDVDの棚を見ていると、「グレイトフル・ドーグ」というタイトルが目に入ってきました。ウン?と思って手にとって見ると、やっぱりジェリー・ガルシアとデヴィッド・グリスマンのDVDでした。これは以前、サムチンから誕生日のプレゼントか何かでVHSをダビングしてもらって持っているのですが、それは輸入物だったので、もちろん字幕スーパーななく、インタビュー等は適当にフンフンと当たりをつけていたものでした。(笑、だって英語出来ないんだもん。)
という訳で即行の買いです。多分日本盤が出たのは2003年のことでその時は4000円位していたと思うのですが、これは何ということでしょう!¥1481という廉価版で売っています。いやぁ、ラッキーです。
ジェリー・ガルシアはロック・バンドであるグレイトフル・デッドをやる前は、ジャグ・バンドやブルーグラスをやっていて、もちろんブルーグラス界では有名、有望な若手マンドリン奏者であったデヴィッド・グリスマンとは知り合いだったそうです。1970年代には「オールド&イン・ザ・ウェイ」というブルー・グラス・バンドも一緒にやっていましたが、その後、別々に活動することが多くなりデヴィッド・グリスマンはブルーグラスにジャズなどの要素を入れた独自の音楽「ドーグ」を生み出し、ジェリー・ガルシアはデッドやジェリー・ガルシア・バンドで活動の幅を広げていて、そのうちにまた一緒にやるようになったそうです。
この二人にベースとパーカッション/フィドルの二人を加えたバンドは、アコースティックな調べでトラディショナルからワールド・ミュージックにわたるとても優雅で優しい音楽を作り出しています。きっとジェリーにとっても大会場でのデッドのライヴとは全く違ったこのバンドは楽しかったに違いありません。インタビューに出てくるデヴィッドの子供のコメントでも、ジェリーのことを音楽が大好きなオジサンというようなニュアンスが伝わってきました。
ともあれ、好きなことを続けられる幸せな空間や、そこから作り出される音楽の素晴らしさがいっぱい詰ったDVDであることは間違いないところです。