ふぅ、ブルースだ・・・。

bearsmick2007-03-15

無事、確定申告が終わりました。といってもとっても簡単、昨日も書いたようにその数字はごく控えめでした。まるで僕の性格のよう・・・。(笑)
厳しい現実を表わすかのような激しい雨が降る中、郵便局、銀行、そして税務署と回ってきたのですが、嬉しいことに先日オーダーしていたトニー・ジョー・ホワイトのライヴDVDが届いていました。
このトニー・ジョー・ホワイトさんは来月、日本に来てライヴをしてくれるそうなんですが、それには行けないので、とりあえずこのDVDを観て我慢することにします。
1992年のドイツでのライヴなのですが、いやぁ相変わらず渋いです。もう根っからのスワンパーという感じが堪りません。ちょっと見、エルビス・プレスリーに見えないこともないのですが(特に若い頃は)、同じ田舎育ちにしてもプレスリーがどんどんと洗練されていったのに比べ、トニーさんは頑としてスワンパー気質を失くさなかったのでしょう。その低く渋い声と弾きすぎないギターとハーモニカ、まるで僕に「お手本にしなさい!」と言ってるかのようです。
初期の曲で僕が好きな「ソウル・フランシスコ」は残念ながらやってませんが、代表曲である「ポ−ク・サラダ・アニー」や「レイニー・ナイト・イン・ジョージア」といった有名な曲は、流石にやっています、それも淡々と。それがまた良いんです。アメリカ南部のカントリーやソウルやブルースが渾然一体になったイナタいけど心に沁みるスワンプ・ミュージック、J・J・ケイル共々アメリカ音楽の良心の一つだと思います。
今夜も閑な夜だったんですが、やらねばならないことが一つ済んだこととこのDVDのおかげで救われた気分です。が、やっぱり背中にはブルースが忍び込んできているようです。(苦笑)