音楽

bearsmick2007-02-25

音楽系の飲み屋を営んでいるので、当然、音楽は好きでいろんな音楽を聴いています。
土曜日だと言うのに、あまりお客さんの入りが良くなかったのですが、音楽好きな若者が二人来てくれました。一人は地元の人のようですが、もう一人は千丁って言ったかな、八代の人のようでした。
閑ということを良いことに今回もまた音楽話に花を咲かせ、ギターを弾いて歌まで歌わされることになりました。(もっともビール一杯奢ってもらうと、すぐに歌っちゃいます、ここのマスター!って僕のことやん。笑)
その八代からの彼は、自分でもギターを弾くそうです。最近はエリック・クラプトンの影響か、ブラインド・ブレイクなどのフィンガー・ピッキングのブルースをタブ譜で練習したりコピーしているそうなんですが、それから先をどうしたら良いのか分からないという様なことを言っていました。そういえば、同じようなことをナテっちも言ってました。DSDでのナテっちはベースを弾いているので、DSDの音楽は都合上、ほとんどコピーとかしていないのですが、自分でギターを弾いて歌たりするときに、やっぱりそう思うらしいのです。
昔と違って今は、教則DVDやスコア、タブ譜が、当たり前のようにあります。想像力/創造力を働かせるより、それらを律儀になぞるのが練習になっているようです。もちろんテクニックも必要ですしスキル・アップのため、そのような練習も大事だとは思うのですが、あくまでも音楽を通して表現するというのが大事な訳で、練習のための練習になってしまったら本末転倒ということにもなりかねません。
難しいことを書いてきましたが、好きなミュージシャンに近づきたい/同じになりたいと思うのも分からないではありませんが、あくまでも主体は自分だと言うこと。練習で身につけたテクニックで持って思う存分表現しようではありませんか。
ということで、先の二人組みのお客さんには、僕が大好きな日本のブルース・マン「シバ」のファースト・アルバム「青い空の日」を聴いてもらいました。今から35年ほど前のこのアルバム、シンプルに生ギターとブルース・ハ−プ、それに歌という古いカントリー・ブルース/フォークの形式で演奏されているんですが、アコースティックな音の分だけ、今聴いても古さを感じさせません。打ち込みを使った80年代の音のほうが古く感じることもありますもんね。
どんな古いモノでも新しく知ったモノは、当たり前にその人にとっては、最新型だということだと思います。
さて日が明けた今日の日曜日は、来週の日曜日、石野公園で行われる「おひな祭り」でのステージで演奏するための練習を久し振りにフル・メンバーで行いました。先日、ここでも取り上げた新曲は、まだまだこなれてないので、発表までは行かないかもしれませんが、今までやってきた曲は、それなりの出来で楽しかったです。
DSDは元々コピーもせずに楽譜も使わないバンドなので(ということは必然的に簡単な曲が多くなる。笑)、その分、個人の理解度(ここで大事なのはテクニックより、カヴァー、オリジナルともにあくまでもその曲の理解ということです。)が試される訳です。
今までのライヴでも「上手いね!」とかはあまり言われたことはないのですが、「すごく楽しそうにやってるね。」とは、よく言われます。ロック好きのオヤジがやっているバンドなので、そう言ってもらえること自体、とても嬉しくありがたいものです。なんせ自分たちがいかに楽しめるかのバンドなんですから。(笑)
ということで、時間に余裕がある人は是非、今度の日曜日(3月4日)に石野公園にお越し下さい。11時から2時の間にライヴをやっている予定です。今日のように雨が降らなければ良いのですが。