ハリー船長の王冠箱は宝箱

bearsmick2007-02-13

僕の友人の間では、もうずいぶん話題に上っていて評判も上々なのですが、僕も前評判に逆らえず某熱帯雨林に予約注文していました。流石に九州はちょっと遠いのか発売日の翌日(2月8日)になって無事手元に届きました。
この箱は、はっぴえんどを解散して、SSW系の名作「HOSONOHOUSE」を出した後、キャラメル・ママ〜ティンパン・アレーで活動していた細野さんが、演歌のレーベルだと思っていたクラウン・レーベルからトロピカル/エキゾチックなサウンドや雰囲気を持つ新しいサウンド(本人曰くチャンキー・ミュージック=チャンポン+ファンキー!?)を引っさげて当時の日本の音楽界に殴りこみ(と言うほどのことではないですが、笑)をかけた僕にとってはすごく嬉しくも楽しい時期の音楽です。その後、レーベルをアルファに移してのアルバム「はらいそ」を含めて、この箱に入っている「トロピカル・ダンディー」「泰安洋行」の2枚と合わせてトロピカル三部作と言われています。それが後のYMOへと繋がっていくんですね。
この箱には、当時、横浜中華街のレストランで行われたライヴの様子がライヴCDとDVD化されて入っています。以前TV番組で(ポッパーズMTVだったかも)何曲かは見たことがあったのですが、こんなに映像と音源が残っていたとは、ちょっとビックリ!嬉しいプレゼントでした。
この時代はもうロックは商業的になって来ていたので、それと代わるようにレゲエやサルサ、ブラジルといった未知の世界の音楽アメリカ黒人音楽などに興味を持ち始めていた頃でした。日本では、久保田麻琴と夕焼け楽団がそんな僕の趣味に合うような音楽をやっていました。もちろん細野さんと久保田麻琴さんはある種同志のようなミュージシャンでもあり、その動向に興味を持っていたものでした。それから30年ほどたった今でも大好きな日本のミュージシャンたちでもあります。
僕のようなファンは、LPもCDも以前出たBOXも持っているんでしょう。それでもまたこのようなボックス・セットが出ると買っちゃうんです。何故ならこれは宝箱だからです。音も良くなってボーナス・トラックも入って貴重な資料性が高い充実のブックレットまで付いているですもの。それに前述したような未発表ライヴCDとDVDが入っているんですよ、これを宝箱と言わずして何と言うのでしょうか!?(笑)
こうやって貧乏な我が家にもお宝は貯まっていくのです。マニアックなお宝だけですが。(笑)

なんでも聞くところによると売り切れ店続出のようですが、HMVのオンライン店では、まだ¥1000くらい安く値引いて売ってましたよ。そこのアナタもクリックしなきゃ!一緒に宝箱に埋まりましょう。(笑)
と言って別に会社の回し者ではないんですがね。