講演会をベアーズで

bearsmick2007-02-05

麻に関する正しい情報と啓蒙?を「ヘンプ・キャラヴァン」という形で全国を巡りながら講演会を行っている中山康直さんと弁護士の丸井英弘さんのトーク・イベントを今夜ベアーズ・カフェで行いました。
昨年末に大麻取締法違反で逮捕されたY君を支援するため、彼の奥さんが頑張って企画したもので、常々ちょっと疑問に思っていた僕も、少しでも手助けになればと思い場所を提供した訳です。
もちろんベアーズ・カフェで行うイベントなので堅苦しいことは一切無く、まず始めは宮崎からのホウちゃんたちの歌と踊りです。ホウちゃんは昨年の球磨ロック(台風直撃の!)にも出演してくれた、とっても歌が上手でオーガニックなナイスなグルーヴを持ったシンガーです。今夜もまた素敵な歌を聴かせてくれました。名前は聞き忘れましたが踊りの娘も良い感じです。

続いては中山さんの講演とうかトーク・ショー。これまた堅苦しいことは一切無く駄洒落や言葉遊びをも取り混ぜての快調なトークが進みますが、普段はあまり聴くことが出来ない情報や知識を得ることが出来ました。「トンデモ」な話もあることはあるのですが、それも含めて楽しい聴くものを飽きさせない話術の巧みさはすごかったです。店内にあるものをも巧みに取り入れて話を進めていましたもんね。
ひとしきりの話の後は、弁護士の丸井さんを加えてのトーク大麻関係の裁判のことなどを知ることが出来ました。

麻は太古の昔から日本にあるものだし、けっこう人々の暮らしには密着した植物でもあったわけで、日本全国にその名残や関係を示す地名があります。なんと球磨川も元は求麻川とも記されていたそうで、それは「麻を求める」に他ならないですよね。(笑)
残念なことに、その麻と大麻が同じものだと言うことを知っている人が少ないのが現実です。そもそも麻薬ではなく(戦前までは薬草として使われてもいたようです。)、麻薬取締法とは別の法律で取り締まられている事実も知っている人は少ないかもしれません。それもその大麻取締法は戦後アメリカから導入されたものなのです。
麻は、成長が早くて繊維からは布が作られ、またエネルギーにも使え、土の浄化作用もあると言われています。現実にその研究も進んでいて新しい使い方も開発されているようですが、石油資源/資本からの圧力が現在の大麻取締法の元になっているんじゃないかとちょっとうがった見方も出来るほどです。
確かに現行では違反だし罰せられることは仕方ないことかもしれませんが、法律で決っているからといって正しいと言う訳はないわけで、時代の流れとともに見直しつつ人の利益にそぐわないものは改革していくしかありません。自分でもその気になれば、なんでもある程度は調べることは出来ます。自分の人生だからこそ、納得して楽しんでいきたいと思います。
というようなことを楽しみながら考えさせてくれた今夜のイベントでした。

終わった後、ホウちゃんたちが、また歌ってくれました。清々しい歌声が空間を満たしてくれました。