寒い夜に

bearsmick2007-02-01

2月に入ったとたん、雪が舞う寒い日になりました。山間部はともかく街中に雪が積もるまでには至らなかったんですが、とても寒い夜になったので、やっぱりお客さんは来てくれません。トホホ・・・。
という訳で、先日バンド仲間のふっちんが持ってきてくれた角松敏生のデビュー25周年コンサート(昨年6月、横浜アリーナでのコンサート)のDVDを観ていました。このDVDも2枚組みで見応えがありました。
もっとも個人的には、角松敏生との接点も無く、世代もちょっと違うせいか、名前は知っているもののその音楽は満足には聴いたことがなかったんですが、若いバンド仲間(といってもそんなに若いわけではないところが、おやじバンドたる由縁だなぁ。笑)が好きだというミュージシャンを聴いてみたかったのです。
で、感想はと言うと、「上手いなぁ。きっと音楽が好きなんだろうなぁ。」という至極まっとうなものです。音楽的には大瀧詠一山下達郎が築いてきた日本の良質なポップスの正統的な後継者と言ったところでしょうか。AOR〜フュージョンに影響を受けた世代には、堪らないものがあるんではないでしょうか。個人的には、もっとロックなほうが好みですが、この音楽もなにも否定する訳ではないです。十分楽しめましたしね。
マイミクさんの間で、ベーシストの青木智仁がなくなったと昨年だったか話題に上ったことがあるんですが、彼は角松敏生のバンドで活躍していた人なんですね。ステージ上にはその青木さんの写真が置いてあり、彼のベース・プレーをそのまま使っての演奏も披露されていました。ブンブン・ブチブチとしたチョッパー・ベースはナルホド上記の影響下のプレーヤーには評価されるのもうなずけました。
あとちょっと以外だったのは、相当沖縄音楽の要素が強かったこと。新良幸人など沖縄のミュージシャンもたくさんステージに上がっていました。ステージでの共演はなかったもののアイヌトンコリ奏者OKIとも共演しているそうでメッセージは流されていました。そしてサンプリングされたトンコリの調べと共演していました。
25周年と言うことでたくさんのミュ−ジシャン/バンドのメンバーが登場したのですが、その一人一人を紹介する姿にも人柄のよさが現れていたように思います。
もっともその音楽は寒い夜に聴くよりは、爽やかなリゾート感覚のほうが似合っているようではありましたが、今で知らなかった音楽というかミュージシャンを知る事が出来ただけでも、十分楽しい夜でした。
世の中には、いや世界には、まだまだ楽しく刺激的な音楽は山のようにあると思います。聴かず嫌いはもったいないから止めて、新しい世界を覗いてみようではありませんか。ベアージ・カフェはほんのちょっとかもしれませんが、そのお手伝いは出来ると思いますよ。と宣伝してしまったね。(笑)