キンゼイ・レポート

bearsmick2007-01-11

WOWOWで「愛についてのキンゼイ・レポート」という映画をやっていたので深夜にも関わらず観てしまいました。多分、世界で初めてセックスに関して詳細な聞き取り調査をし、科学的に人間の性の実態や問題を提出したことで有名な「キンゼイ・レポート」を主導したA・キンゼイ博士の伝記的な映画で、夫婦間の愛や苦悩が描かれています。
まだまだ、キリスト教的な倫理観や古い因習が残る1940〜50年代に、真正面からセックスの問題に挑んだキンゼイ博士への当時の風当たりは相当なものだったことでしょう。その研究チームにも進取の気鋭と自由奔放さ、研究熱心さで、自分たちのなかに同性愛やスワッピングまでも入り込んでくるのも、今から見ると笑えてしまうことです。(えっ、羨ましがってるって、そんなことはありません。と思います・・・。笑)
ともあれ、人間として生きていく上で避けては通れない問題であるセックス(メイク・ラヴって言う言い方のほうが好きだけど)を考える上でも良い映画でした。
ところで、その「キンゼイ・レポート」を名前にしたバンドがあるのを御存知でしょうか?シカゴのブルースマン、ビッグ・ダディ・キンゼイの息子さんで、ピーター・トッシュ(ex.ウェイラーズ)に誘われてレゲエ・ミュージック界に入り、1976年にはボブ・マーレィ&ザ・ウェイラーズのギタリストとしてアルバム「ラスタマン・ヴァイブレーション」に参加していたドナルド・キンゼイが、アメリカに帰ってきてから兄弟とともに作ったバンドが「キンゼイ・レポート」で、80年代にアリゲーター・レーベルからアルバムを出しています。ファンク・ブルースやロッキン・ブルースなどなかなかカッコいいブルースを奏でていたのですが、最近はどうしているんでしょうか、名前を聞くことがなくなってしまいました。
ブルースもある意味、人間の根源的なモノに根ざした音楽です。もちろん歌われている内容にもセックスにまつわることやセクシャルなことは多く出てきます。
僕は根がスケベなので、そんなこんなで好きです。人間の活力の元にもなっていると思うのですが、たまには真面目にセックスを考えてメイク・ラヴに励もうではありませんか。(笑)