無人島レコード

bearsmick2006-12-20

レコードやCDを集めることが好きな人なら誰しも「無人島に一枚だけ持って行くレコードは?」という、さして興味がない人には、どうでも良いような、バカみたいな、質問で盛り上がったことが一度や二度はあると思いますが(特に飲み屋あたりで)、それを単行本化した「無人島レコード」がレコード・コレクター誌の増刊として出されたのが、2000年。そして最近、その第2弾が出版されました。
早速買ってきて読みました。選者一人に付き2ページで選んだ理由や想いが書かれているので、アッという間に読み終えることが出来ます。もちろん選者はミュージシャンや評論家など音楽業界の人が多いので、なるほど、この人はこんなことを考えているのか、とか、だからこんな音楽やってるんだ、とかの発見などもあったりして音楽好きには、やっぱり面白いもんです。
今回のあとがきにも書いてあることなんですが、レコードやCDからPCや携帯を使ったダウンロード、さらには小さなボディに数千曲、数万曲と入れておける、i-PODのような機器の発達によって、音楽の聴かれ方もその思い入れも劇的な変化が起きているようです。
僕は、相変わらずのアナクロアナログ人間で、i-PODどころか携帯さえも未だ持っていない人間なので、やっぱりパッケージされた音楽が好きです。ジャケットもその音楽を楽しむには大きな要素であると思っているので、LPからCDに移行した時も一抹の淋しさを覚えたものです。
そんなことを考えながら、自分の「無人島レコード」を考えても、やっぱりすぐには決めきれません。いろんな人が言っているように、必ずしも一番好きな、重要なモノとは限らないからです。「ああでもないこうでもない」と興味がない人にはどうでも良いことを真剣に考えるから、飲み屋の肴にはピッタリなのかもしれません。
という訳で、まだ自分にとっての「無人島レコード」は決めきれていません。が、閑な夜に考えて、閃いたレコードやCDをとっかえひっかえ聴いていくのも良い閑潰しになりそうで、やっぱり決定は先送りにしようと思った次第です。(笑)
みなさんの「無人島レコード」も教えてもらったら楽しいでしょうね。そしてそれを持ち寄ってのパーティーなんかも面白いかもしれません。その人の性格なんかもきっと出ちゃうので、ね。(笑)