ジョン・レノン・メモリアル・デイ

bearsmick2006-12-08

昨日書いたように今日はジョン・レノンの26回目の命日です。僕らの世代の人にとっては、各自いろんな思い出があるようです。それだけジョン・レノンは、一人のミュージシャンというだけでなく、あの時代を代表するオピニオン・リーダーの一人だったのでしょう。一人の不良?のロックンローラーが音楽を通して成長し、世界中に影響力を持つようになる、アメリカン・ドリームならぬロックンロール・ドリームを体現したといえるかと思います。
ということで今夜は、家から1990年ジョンの生誕50年(死後10年)を記念して出された4枚組CDセット「LENNON」を持ってきて聴いていました。このセット当時生まれたばっかりの娘のお祝いに頂いたギフト券を使って、今はなき六本木WAVEで購入したものです。個人的な子供の誕生記念物なわけです。もっともカミさんには内緒でしたが。(笑。スタンダード通信社のIさん、Y君、I君、K君みんな元気?)

このセットは、ジョンのソロ作品を時代順にセレクト/コンパイルしてあるんですが、「ダブル・ファンタジー」「ミルク&ハニー」といったヨーコさんの作品と交互に入っていたものも、ジョンだけの作品で入っているので場合によっては凄く聴きやすかったりします。(ヨーコさん、どうもすみません。)
こうやってまとめてジョンの作品を聴くと、シンプルで美しく強い歌の数々に圧倒されます。今夜のお客さんもはじめは、別にジョンの命日だからという人は、いらっしゃらなかったんですが、それでも「今日はジョンの命日だから」というと、みなさんちゃんと聴いてくれました。さらにはLPでリクエストをしてくださる人もいらっしゃいました。
そのお客さんも退けて、やっぱり今夜も閑なんだと思っていたら、「ここに来ればきっとジョンを聴くことが出来ると思って。」と嬉しいことを言って来てくれた人がいます。ビールを頼んでいるお店のY君です。彼はDJとしても活動していて、NYや東京にも住んでいたことがあるナイスな若者です。東京時代には、共通の知人もいて、その知人からベアーズ・カフェのことを聞いて訪ねてきてくれたものでした。
二人でジョンの歌を聴きながら、たくさんの話をしました。先日、東京に行ってきた彼は、そこで観たライヴに感動したらしく、DJだけでなく実際に楽器で表現することにも興味を持ったそうです。
「音楽では世界を変えることは出来ないかもしれないけど、世界を変えようとするきっかけにはなりえるよね。」という結論で、めでたく二人で乾杯に至りました。とても美味しいお酒でした。