今夜は二人で追悼

bearsmick2006-11-25

ネット友達である酩酊爺さんのブログで、ロバート・ジュニア・ロックウッドが亡くなった事を知り、今夜は先週のダグ・サームに続き、こっそりと一人で追悼することになるのかなと思っていました。
偶然、地元に住むギタリストでもある若者K太君が来てくれたので、色々音楽の話をしながらお酒を飲んでいたのですが、彼が「やっぱりブルース良いですよね、ブルースを聴いていて良かったです。」と言うではありませんか。なんでも現在は、友人とパンク/メロコアなバンドをやっているそうですが(オマケに初めてギター弾きながら歌っているそうです)、改めてブルースの魅力を再認識したそうです。
ということで他のお客さんがひけたのを良いことに、ロバート・ジュニア・ロックウッドを聴くことにしました。この人は、伝説のブルースマンロバート・ジョンソンの義理の息子に当たる人で、だからロバート・ジュニアと言われている訳です。残念ながら70年代初頭の来日時には、僕はまだブルースに目覚めていなかったので観に行かなかったんですが、当時発売されたライヴ・アルバムは、その後入手していました。
エイシスという当時有数のシカゴ・ブルースをバックにしたその演奏は、「スウィート・ホーム・シカゴ」から始まる曲目といい、まるで我々日本人にブルースを教えてくれているかのような作品に仕上がっています。久しぶりに聴いたLPは、やっぱり良かったです。そして今回は、一緒に聴いて話せる人がいるというだけでもとても幸せな時間でした。
ロバート・ジュニア・ロックウッドは、91歳だったそうです。最近まで現役ミュージシャンとして活動し、作品も発表してくれていました。残念なことではありますが、天寿を全うしたとも思えます。追悼の気持ちを持って若者とオヤジがレコードを聴いていたなんて、きっとロバート・ジュニアさんも喜んでくれたのではないでしょうか。(笑)
K太君も、またブルースを弾きたくなった、そして歌いたくなったと言っていました。ベアーズ・カフェが無事に来年の10周年を迎えることが出来るなら、その記念イベントに参加するという約束もしてくれました。良いぞ良いぞ、やっぱりブルースは絆です。