今宵この夜、ブラックホークな夜

bearsmick2006-10-16

先日この日記で、ニール・ヤングの「今宵この夜」のLPを誰か譲ってくれないかなぁ?と書いたら、赤城山の棟梁でマイミクのなべさんが「良いよっ!」と他のアルバムも添えて送ってくださいました。日本のデッド・ヘッズの重鎮でもあるナベさん、さすがに心の広い、シェアの精神をお持ちになっている素晴らしいお方です。(ちょっと褒め過ぎ?頂き物に弱い私です。笑)
友人のWEB日記を読んでいたら、昨日15日は、若かりし頃毎日のように通った、渋谷にあった伝説的ロック喫茶「ブラックホーク」の松平惟秋さんの命日だったそうで、信用がおける何人もの友人たちが、そのことを書いておりました。もちろん僕も松平さんにはずいぶんお世話になったものでした。命日をすっかり失念していた馬鹿者ですが、遅ればせながら、勝手にベアーズ・カフェを一晩、ブラックホークにして、普段あまり聴かない当時のシンガー・ソングライター系の音楽などをアナログで聴くことにしました。
そして、なんとナイスなタイミングなんでしょう!なべさんから頂いたLPは、正にブラックホーク的なものが多くて、懐かしいあの頃の思い出までもが蘇ってきました。久し振りに聴くLPたちは、今現在の耳で聴くと、また新しい感慨があったりします。
ブラック・ホークは、「ヒューマン・ソングス」を標榜していたロック喫茶で、ハード・ロックプログレはご法度。渋いトラッドやスワンプ、ルーツ系の良質な音楽が聴けたものでした。通い始めた当初は、知らない音楽ばかりがかかっていて、気に入ったモノを必死に覚えて帰って、レコード屋さんで探して買ったものでした。
大学の友人よりたくさんの友人たちとも知り合った場所でもあり、先日ネットで再会したT君ともよく会ったものです。そのT君のおかげで、ニール・ヤングの「今宵この夜」になり、なべさんからそのLPを頂き、ブラックホーク(松平さん)に繋がるという、ある種の運命を感じたりします。
久し振りに聴いたLPのなかで、テリー・リード、ティム・ハーディンなどが良かったですね。最後はペンタングルで〆ましたとさ。