父の命日

今日は亡くなった父の10年目の命日でした。
小学校に入った娘の最後の夏休みの日、家族三人で遊びに出かけて帰ってきたら、留守電に「父、危篤。すぐ帰れ!」とのメセージが入っていたのを忘れていません。
翌日一番で実家(現在住んでいる所です)へ帰り、その足で父が入院中の病院へ駆けつけたものでした。久しぶりに見る父は、ずいぶんと弱っていたもののまだ危篤状態には見えなくてちょっとホッとしたものでした。ですが翌日の2日には亡くなってしまいました。どうにか死に目には間に合っただけでも良かったのでしょうか。
青春時代をずーっと戦争で過ごせざる終えなかった父、運良く生きて日本に帰ってきてすぐ出来た家族のために、本当に自分がやりたいことを諦めて、公務員の道を選んだ父。生きているときは何かと衝突もしましたが、結果的には僕の思うようにやらせてくれた父。もっともっとたくさんの話をしとけば良かったと強く思います。
「親孝行、したいときには親は無し。」とはよく言われますが、身をもって感じ入っている今日この頃です。
父が残してくれた家に住みながら、自分の生き方をまっとうしようと考えている僕ですが、天国の父は、どんな気持ちで見守ってくれているのでしょうか。
親父、ありがとう、本当にありがとう!と今では素直に言える自分が居ます。