カーネーション

bearsmick2006-07-25

やっと雨も上がったというのに、相変わらずの閑さが続くベアーズ・カフェであります。皆さん、助けると思って遊びに来て下さい。(笑)
ということで閑に任せてTVやヴィデオを観たりしてたんですが、買いだめしていた雑誌の中に「ロック画報」があるのを思い出して読み始めました。今号(24号、もうそんなに出たんですね。創刊号のはっぴいえんど特集が懐かしい!夕焼け楽団は何時になるんだろう?)の第一特集はカーネーションでした。
カーネーションはデビュー当時から名前は知っていたもののなんだか自分とは関係ないところのバンドのイメージがあってちゃんと聴いたことはなかったんです。80年代中期〜90年代に入る頃、僕が青山でやっていた店サル・パラダイスでDJをお願いしていたイラストレイターの八木康夫さんからカーネーション直枝政広さんを紹介してもらったこともあったんですが。

2003年だったか、カーネーションがレコード会社をカッティング・エッジに移籍して出した「LOVING/LOVING」(それまで5人組だったバンドからギターとキーボードの二人が脱退して3ピースのロック・バンドになった最初のアルバム)を、やはり当時の友人のH根君がカッティング・エッジのA&Rをやっていたので、サンプルCDを送ってくれたのでした。聴いてみるとなんとも骨太なロック・サウンドで、直枝さんのヴォーカルも艶っぽくて男の色気がプンプンの素敵なものでした。一緒に聴いたウチのカミさんもファンになったようで、熊本にライヴで来たときには娘も誘って家族三人で観に行ったものでした。
そのロック画報を読んでいると、何故もっと早くから知り合いになっていなかったんだろうという思いがします。直枝さんは僕より年下なんですが、相当の音楽マニアというかファンであり、なんとグレイトフル・デッドが大好きらしいのです。だからか自由度が高い、形だけじゃないロックをやり続けているんですね。もっともその音楽の出し方はグレイトフル・デッドとはずいぶん違うのですが、きっとスピリット的に影響をいけたんじゃないかと思います。
もろメジャーではないし、かといってマイナーでもない微妙な/絶妙な位置にいるカーネーション、あまり聴いたことがない人も多いかもしれませんが、機会があったら是非聴いてみてください。日本の良質なロックがそこにあることは僕が保障します。と偉そうに言っていますが、僕もカーネーションに関しては初心者なんですがね。(笑)