やっぱり凄いぞ!ローリング・ストーンズ

bearsmick2006-05-29

WOWOWでこの前の日本公演のステージの模様を放送していたので、バッチリ録画して観てみました。ひとことで言うと「ヤッパリ凄いな!」という感じです。
メンバー4人の平均年齢は、61.4歳でしたっけ?ともあれ世間ではもう孫もいるお爺さんに近い年齢には違いありません。ミックをはじめキース、ロニー、それにチャーリーのその引き締まった身体から放たれるロックなグルーヴには、ただただ感嘆するだけです。自分のお腹を見るとなおのこと、サザン・ロックな僕の身体とは大違いです。(笑)
それ以上に素晴らしいのは、決して昔の名前で出ています的なナツメロ・バンドではないということ。もちろんほぼ45年に及ぶキャリアのバンドなので代表的なヒット曲だけでも相当あるのですが、それもしっかり現在進行形な演奏で楽しませてくれていて現役感もバッチリなんです。サポート・メンバーもダリル・ジョーンズ(B)、チャック・リーベル(Key)、リサ・フィッシャー、バーナード・ファウラー、ブロンディー・チャップリン(B・Vo)、ボビー・キーズ(Sax)とほぼ固定されていて、バンド感も強いのが良いのでしょう。
今回は昨年発表されたアルバム「ビガー・バン」(これも凄く良いアルバムでした)を冠したツアーなので、そこからの曲も4,5曲演奏していましたが、どれが新曲かよく分からないくらい全てがストーンズしています。
今回もアリーナにまでせり出す小さなステージでのライヴもあり、そのショー・アップの仕方も流石です。観に行った人は満足するんじゃないでしょうか。素晴らしいR&Rショーです。
僕らが若い頃、誰が60歳過ぎのロックンローラーを想像できたでしょうか。だって「ドント・トラスト・オーヴァー30(30歳以上のヤツを信用するな!)」と言っていた時代です。当たり前のことですが、誰しも年老いて行きます。単にお金のためにでは、こんなツアーは出来ないと思います。(それ以前に、悠々自適な生活が出来るくらいは、もうしっかり稼いでいるでしょうが)今まで誰も踏み入れたことが無い次元にまでR・ストーンズはその名のとおり踏み入って、転がり続けているんだと思います。
勇気と元気をもらいました。さぁ、僕もロックな人生をまっとうするぞ!っと思った次第です。(笑)
それにしても良い曲が多いなぁとも感心しました。