GS

bearsmick2006-05-04

ミクシイで見たという若者4人組がやって来ました。もちろん地元の出身で現在は福岡などの都会に住んでいるそうです。その若者たちの話を聞いているとなかなか可笑しかったです。帰り際には記念撮影までしてしまいました。また機会があったら遊びに来てね。
さらには高校時代の同級生FS君もやって来ました。彼も福岡に住んでいます。お正月・お盆と毎年帰って来る時には顔を出してくれます。
その彼との話の中で、往年のフォークやグループ・サウンズ(GS)の話題が上ったのですが、偶然にも今日、NHK-BSでの「わが青春のグループ・サウンズ」という番組の再放送があったので観ていたものでした。
その番組は、さすがにナツメロの域を出ないものでしたが、ハプニングス・フォーやゴールデン・カップスなど再結成して活動しているバンドは、さすがに現役感があってカッコ良かったです。
GSは僕が小学生の高学年から中学生の頃に全盛で、間違いなく自分の音楽体験のある一部分を形作っているものの一つです。当時からスパイダースやゴールデン・カップス、ダイナマイツなど、より本格的にロックや洋楽指向が強いバンドが好きだったようです。当時持っていたはずのシングル盤などが手元に残っていないのが残念です。
ですが数年前に発売されたCD6枚組のボックス「CULT GS BOX」というものを持っています。GSはレコードやTVでの作品/演奏とライヴでのものは全く違ったということを聞きますが、このボックスも流行った曲などは全くと言っていいほど入っていなくて、ガレージ・パンクやサイケデリックソフト・ロックなど当時のアメリカやイギリスでの流行に呼応しているような曲がコンパイルされていて、それは楽しいものです。例えばソフトなフォーク・ロックなバンドだと思っていたランチャーズやワイルド・ワンズがライヴでは、けっこうアグレッシヴな演奏で、ジミ・ヘンの「ストーン・フリー」や「ヘイ・ジョー」をカヴァーしていたりするのです。
やっぱりGSは、僕が本格的にロックに足を踏み入れるきっかけになったことは間違いないところです。今でも我がDSD(ディープ・サウス・ドランカーズ)は、スパイダースの曲をカヴァーしていたりします。

そのボックスの豪華なブックレット。豊富な写真や当事者によるインタビューなど資料的な価値も高いです。この時代のミュージシャンたちのファッションにも目を見張るものがあります。(笑)