共謀罪

5月1日(月)にベアーズ・カフェでライヴをやってくれる「サヨコオトナラ」のOTOの日記で知ったのですが、先日のPSE法に続いて、またもやとんでもない法案が国会で強行採決されようとしています。相当に問題がある法律なのに、何故か今まで表に出てこなかったのには何かしらの訳があるように思えます。
今日になってTVでも取り上げられてきて、夜のニュース番組でちょっと観てみたのですが、それもほんの少しだけで「えっ、こんなんでいいの?」というのが率直な感想でした。
とりあえず、先のOTOの所から持ってきた文章をコピペしておきます。みなさんも読んでみて考えてみてください。
あらためて、共謀罪のことです。
 くだらない間抜けなPSE法に続いて、またまたみなさんの協力をお願いしたいことがあります。共謀罪の法案が28日にも可決されようとしています。こんな法律が通ったら最後です。ついに属国ニッポンが暴走し始め後戻りできなくなります。
 こういう発言とアクション自体が今後共謀罪になり、逮捕されることになる。もう言論行動封じも甚だしい。
 マスコミすら物怖じして、法案成立間際の今まで何も騒がないで来た。間に合わなかったねえと茶番劇で濁す予定なのだ。


人気ブログ「きっこの日記」は相変わらず快調。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060421


きくちゆみさんもいつもながら頑張ってます。以下はゆみさんの転載です。
メルマガのために書いた原稿ですが、すべての市民活動に関連があり、
時間との勝負なので、複数のMLに投稿します。重複、不必要な
方、ごめんなさい。転送を歓迎します。
========
共謀罪リアルタイム世論調査@インターネット(賛否が拮抗しています。参加して意見を表明しよう)
http://www.yoronchousa.net/webapp/vote/form/?id_research=334

初めての方、「きくちゆみの地球平和ニュース」へようこそ。
マスコミががなかなか報道しない大切な情報を発信します。
良かったらこちらの登録ページをお友だちにお伝えください。
http://www.mag2.com/m/0000172015.html

共謀罪(きょうぼうざい)ができたら大変!止めましょう>

本当の名前は、とても長いんですね。
「犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案(=共謀罪:きょうぼうざい)」。長くて大変なので、「共謀罪」で話を進めます。この法案が今、衆議院の法務委員会で審議中で、28日には採決されそうです。

共に謀(はか)ると書いて「共謀(きょうぼう)」。2人以上の人間が相談して何か(悪いことを)企むことが罪になる法律です。

「私は悪いことなんてしないから、関係ないわ」と思っているでしょう?でも、本当に関係ないでしょうか。

たとえば、会社のいやーな上司に嫌気がしている同僚と仕事の後に飲んで、「一度ぶん殴ってやりたい」「本当」と意気投合したら「傷害の共謀罪」。

近くに高層マンションの計画され、あなたの家とご近所が日陰になってしまう。マンションの建設に一緒に反対しませんか、と相談したら、「威力業務妨害共謀罪」。

お母さんグループがこどもの健康のために添加物入りの食べ物やジュースを買わないようにしましょう(不買運動)、と相談したら、「組織的威力業務妨害共謀罪」。

「うちの旦那(かみさん)、いなくなればいいのに」「うちもー」、なんて会話も、「殺人の共謀罪」!

そして極めつけは、一緒にいた誰かが警察に密告すれば、密告した人は罪にならないこと。つまり、密告を奨励している点。たとえば、密告者を市民団体などに侵入させれば、市民活動をめちゃくちゃにできるし、誰でも逮捕できちゃう。

全部で619の罪に共謀罪(話し合うことが罪)が適応されます。政府や企業活動にじゃまな人は、共謀罪容疑で逮捕してしまえば、日本は権力者と金の亡者の天国になるでしょう。

私は、ピンク(エッチ)ビラとかピザやお寿司のちらしは許して、反戦や平和を訴えたチラシを配った人を逮捕するような警察(国家権力)を信用できません。彼らに共謀罪を与えたら、凶暴化するのは必至。それもじわじわやってくるでしょう。戦前の治安維持法だって威力を発揮したのは、法律ができて10年後。戦争に反対した人たちは逮捕されたり、拷問されたり、殺されたりしました。

アメリカは「最後のテロリストがいなくなるまで対テロ戦争を続ける」と言っています。小泉さんであれ、その次の首相が誰であれ、日本の指導者たちはアメリカ様に楯突いたりしません。これからも戦争が継続し、拡大する確立は高いのです。

そのうち国家を守るのは国民の義務となり、徴兵制が復活する可能性もあります。今、小学生の子どもたちが10年後に徴兵され、日本と関係ないアメリカの戦争にかり出される(イラクのように)ことも。そのときに反対しても、反対者は逮捕されてしまうでしょう。

これと平行して、教育基本法を変えて、お国のためにいのちを投げ出す、国を愛する子どもを育てよう、と権力者たちは言っています。そして、憲法を変えて、戦争のできる国にしよう、とも。権力者自身とその子どもは戦場にいかなくて済むでしょうが。

そろそろ、目覚めてましょう、みなさん。
日本人の大半がまだこの法案のことを知りません。

マスコミは竹島のことで大騒ぎ。こうやってマスコミが大フィーバーする影では、やばーいことが進行しているのですよ。「タマちゃん」や「白装束」のときを思い出してください。そうそう、日の丸君が代法だって、最初偉い人は「決して強制はしない」と言いましたよね。それが、今、どうなっていますか?「君が代」を歌わない先生は処分され、解雇されています。

さて、ここから先は、この1週間(採決28日)までにあなたや私にできることです。

まず、テレビや新聞などマスコミに働きかけましょう。共謀罪をもっとわかりやすく報道してほしい、共謀罪は民主主義を壊す、監視社会をつくり自由なコミュニケーションを阻む、日本にそぐわない、共謀罪に反対です、でも何でもいいです。心配だ、慎重になって、というだけでもいいと思います。

そして、審議の鍵を握っているのは、石原伸晃議員。市民ロビイストの関さんからの指示は以下のとおり:
====
http://sekigumi.ti-da.net/d2006-04-20.html
共謀罪】 なぜ委員長がターゲットなのか?

法案の採決を止めることができる立場の人は衆議院/法務委員会/委員長です。

共謀罪の廃案を願う人々は、
http://www.nobuteru.or.jp/
衆議院/法務委員会/委員長 石原伸晃さん(自由民主党
衆議院第1議員会館743号
Fax:03-3593-7101と
東京8区(=杉並区) の地元事務所
杉並区阿佐ヶ谷南1-14-20ジャート阿佐ヶ谷ビル1F
Tel:03-3220-1331
Fax:03-3220-1330

に集中して働きかけてください。
======
以上は、関さんから。そして、以下は今村和宏さんからのアドバイスです。

石原伸晃さんに加えて、衆議院の与党法務委員に働きかけることも大切です。中でも早川議員や漆原議員などの与党理事に働きかけるのが効果的です。

早川忠孝理事(自民)埼玉4区選出
電話:03-3508-7469
FAX:03-3592-1747

●漆原良夫理事(公明)北陸信越選出
電話:03-3508-3639
FAX:03-3508-7149

この2人は、法案の問題点を熟知し、それでもしょうもない修正案を議員立法の形で提示し、しかもほとんど審議もしないで強行採決することに、すっきりしない気持ちを持っているはずです。

この人たちは法務委員会でキャスティング・ボードを握っているので、その気持ちを少しでも揺さぶること
ができれば、それだけで採決への勢いが鈍ります。それに、石原伸晃法務委員長の微妙なブレーキが重なれば、大きな力になると思います。
=======
あきらめるのはまだ早いです。
4月24日から28日まで5日間あります。どこまで声を届けられるか。どうぞ、このメールをお友達にも転送してください。思想や言論統制につながる共謀罪は、監視社会と戦争への道です。
一緒に共謀罪を止めましょう。

   食べ物がおいしい日本が大好きだけど、
   愛することを強制されたくないきくちゆみより


きくちゆみのブログ http://kikuchiyumi.blogspot.com

分かりやすく説明してあるHPも紹介しておきます。
http://kyobo.syuriken.jp/case.htm

僕らが知らないところで、いろいろなことが決められていっています。確かにそれを決めるのは国民から選ばれた議員さんたちですが、最近の日本をみているとどうも民意が反映されているとは思えないことが多々あります。
政治や選挙は、決して難しいことではありません。自分の目で見て、頭と心で判断して、シンプルな生活を送って生きたいものです。
珍しく真面目な日記になってしまいました。(笑)