今頃、横浜、東京じゃ

bearsmick2006-04-01

ベアーズ・カフェでは有名な、日本のオール・ドタイム・ミュージックやジャグ・バンドの重鎮MOONEYが、毎年横浜で行っている「ジャグバンド・フェスティヴァル」が開催されています。
マイミクでもある豊橋の小川真一さんのバンド「ジャグ・ポット」に特別に、このブログでも度々登場している宮崎のmrtastyさんが参加してライヴを行うそうです。夕方、店の留守電にメッセージが入っていたのですが、そこには「お土産ゲットしたから」というありがたいものでしたが、なんせ今日はエイプリル・フールだから、ちょっと心配です。(笑)電話の背後にMOONEYらしき声が入っているのも余計に怪しかったりします。(爆)でも待ているからね〜、mrtastyさん。
以前、このブログでもジャグ・バンドのことは取り上げたことはあったと思うのですが、ジャグ・バンドとは大きな壜やタライ、洗濯板などを楽器代わり使って音楽を奏でるもので、1920〜30年代くらいにアメリカ南部で流行ったそうです。もちろんリアルタイムに知っているわけはなく、70年代初頭に多分60年代のフォーク・リヴァイバルの流れの中で出てきたアルバムを聴いて知ったんだと思います。日本にも高田渡の「武蔵野たんぽぽ団」や70年代中期になると本格的な「アンクル・ムーニー・ジャグ・バンド」(もちろんMOONEYがやっていた)といったバンドが活動していました。
現在じゃ、日本全国にそう多くはないもののジャグ・バンドがあり。毎年この時期に横浜で「ジャグバンド・フェスティヴァル」が行われるようになったそうです。今自分がやっているバンド「ディープ・サウス・ドランカーズ」も元々はサムチンとジャグ・バンドをやりたいと始まったんでした。残念ながら仲間が見つからなくて未だ出来ていませんが。
今回は、その70年代に僕らにジャグ・バンドの楽しさを教えてくれたアメリカのミュージシャン、元イーヴン・ダズン・ジャギ・バンドのジョン・セバスチャン(ex.ラヴィン・スプーンフル)、元ジム・クエスキン・ジャグ・バンドのジム・クエスキンとジェフ・マルダー(ex.ジェフ&マリア、ベター・デイズ)が、昨年亡くなったジャグを吹かせりゃ世界一だったフリッツ・リッチモンドを追悼するという企画もあり来日しているそうです。多分今夜東京の某所で彼らのコンサートが行われていると思います。友人の何人かは観に行っていると思います。別個には以前、観たことはあるのですが、今回のイベントは観てみたかったです、正直。
ということでその縁のアルバムを載せておきます。
 
左:イーヴン・ダズン・ジャグバンド、一番後ろにハーモニカを掲げるジョン・セバスチャンが見えます。右:ジム・クエスキン・ジャグバンド、ジャグ(壜)を吹いているのがフリッツ・リッチモンド、ギターがジム、洗濯板を持っているのがジェフ、その隣にヴァイオリンを持ったマリア・ダマート(後のマルダー)が見えます。

我が国が誇る最高のジャグバンド「マッド・ワーズ」、MOONEYをはじめそうそうたるメンバーの実力派バンドです。その楽しいステージも最高です。
冒頭の写真はマッド・ワーズのジャグ、ウォッシュ・タブ・ベース(タライとモップの柄を使ったベース)を担当するYONO氏のウォッシュ・タブ・ベース。フリッツ・リッチモンドのサインが入っています。