レコジャケジャンキー!

bearsmick2006-03-22

自分をはじめ世の中には、アナログ、デジタルを問わずレコードやCDが好きな人、またそれらを集めるのが好きな人はたくさんいます。
音楽そのものが好きなのは当たり前なのですが、そこにそのメディアを収めるフクロやケースがあり、それを表すある種の表紙見たいなものがあれば、なおさら愛着が湧くというものです。特に僕のような古いタイプのアナログ人間は、いくら便利だからといってダウンロードしただけの音楽では満足出来ません。やっぱりパッケージされたものにより愛着を感じるわけです。
レコードが発売されるようになった初期の頃は、会社のマークが入った単なる袋だったものが、7インチのシングル盤や12インチのLPの時代になるとその音楽やミュージシャンを表すような写真やイラストのジャケットを持つようになりました。そうなるとそこに何らかの意匠を持ち込みたくなるのが人情というものです。さらには名盤・名作にあやかりたいのか、愛情の発露か、はたまた単にウケねらいなのか真似っこのものやパロディーものもたくさん作られるようになる訳です。
この本は、主にパロディーものを集めてオリジナルと対比させて面白さや楽しさを味わうといった趣の本です。ジャケットに焦点を当ててあるので、音そのものは何だかなーというのもあるようですが、それでも見ているだけで思わず笑っちゃうのも有りました。
この本以外にも何冊かレコード・ジャケットの本とかあるのですが、レコード・ジャケットは立派なアートであり表現の手段です。やっぱりCDよりアナログLPの大きさが良いですね。昔部屋にお気に入りのジャケットを飾っていたのを思い出しました。
こんな本やレコード・ジャケットを眺めながら音楽を聴き、ニヤニヤしていたいものです。きっと平和だなぁと実感することでしょう。(笑)
値段のことを言うのもなんですが、これだけのカラー写真を使って¥1500+税というのは安いと思います。この本の表紙自体、有名なビートルズの「サージェント・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のパロディーになっています。手の込んだことをやっていてくれるわけです。