泣いた

bearsmick2006-02-21

昨年、話題になったのでお読みになられた方も多いかと思いますが、今夜、カミさんの友人から借りていたリリー・フランキー著「東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン」を読み終わりました。
著者のリリー・フランキーさんとは10歳の年齢差があるものの、九州の田舎で育って進学の名の下、東京に出て、ちっちゃな自由でもって自ら不自由な生活を送り、なかなか一人立ち出来なかった自分の姿を見せられるようで・・・・。
僕の母親も亡くなって10年くらい経つのですが、満足に親孝行も出来ずじまいでした。母親というものは(父親もかもしれませんが)、もう絶対的な子供に対する愛があるんですね。もっともそれにもなかなか気づかなかったりするのですが。
この本の後半、オカンを東京に呼び寄せてからの癌との闘病生活のくだりは、情けないですが読みながら涙が止まりませんでした。
リリー・フランキーさんとは面識もなく、TVの「水10/ココリコ・ミラクル」でしか知らなかった人です。そのTVでのちょっとエロい発言とか、けっこう好きだったりしました。オカンの愛情をいっぱい受けて育った人は、成長の過程でどうであれ、やっぱり優しい気持ちは持っているんだなぁと思った次第です。
久しぶりに家族の愛とか家族そのものとかを考えた夜でした。