ボブ・ディランが前座!?

bearsmick2006-02-10

今夜は昨年に続き、北九州からのシンガー・ソングライター、トコロけんじ君の投げ銭ライヴでした。
連休前なのだからかお客さんがなかなか集まりません。トコロ君もディランが好きな若者なので一緒に尾城君から貰った「ノー・ディレクション・ホーム」のヴィデオを観ることにしました。好き者には堪らない映像が次々と出てくるのでワイワイ話しながら楽しく観ていたのですが、1部が終わってもまだお客さんが来ません。「えい、こうなりゃ2部も観るぞ!」ということで続けて観はじめたのですが、やっと来てくれたお客さん(僕のバンド仲間のサムチンとか)も興味を持って画面に魅入られています。なんかライヴを始める雰囲気ではありません。結局「ノー・ディレクション・ホーム」を全3時間半観終わってライヴが始まることになってしまいました。なんと長く大物な前座だったのでしょう!(笑)


そのトコロ君は、初期のディランや友部正人にインスパイアされたような音楽をやっています。初めて聴いた時は、何故今時の若者がこんな渋い感じの音楽をやっているんだろうと思ったくらいです。(トーキング・ブルースなんかもやっているんですよ。オリジナルですが)但し、単なるコピーで終わってないところが良いところで、その歌詞にははっきりとした個性が窺えます。良い意味で少年っぽいというかある種の可愛さがあるのです。ちょっとエッチは表現も許されるような品もあります。手伝いに来ていたうちのカミさんにも好評でした。
フル・タイムのミュージシャンではないものの、これまでに九州地方での各種コンテストなどで賞も獲っている個性的なシンガー・ソングライターであることは間違いありません。
遅い時間になってやってきた年配の女性のお客さんにも好評でした。遅く来たお客さんの為にちょっと歌を歌ってくれるところも高感度大ですね。

トコロ君の歌を聴いていると自分も歌いたくなってきました。久しぶりに人前で歌ってみると、お客さんからもリクエストもあり、トコロ君と一緒にセッションして楽しい時間を過ごすことが出来ました。
またベアーズ・カフェに来てくれることと思います。是非、みなさんにも聴いて見て欲しいシンガーの一人です。
そうそうトコロ君が使っているギターは、1953年製のギブソンJ−45です。僕の生まれた年です。欲しいなぁ・・・。(笑)