勇造さんの「歌旅日記・アジア編」

bearsmick2006-02-09

ちょっと古い話になるのですが、毎年、11月の末、丁度僕の誕生日の時期にベアーズ・カフェに来てライヴを行ってくれている豊田勇造さん。その勇造さんは一年のうちのかなりの部分を旅をして歌っていらっしゃるシンガー・ソングライターですが、昨年、その旅日記をまとめた本「歌旅日記・アジア編」を出版されました。
昨年のベアーズ・カフェでのライヴの時、誕生日のプレゼントとしてそのサイン入り本を頂いていたのですが、昨年は読むべき本がたくさんあって、やっと先日読むことが出来ました。
1994年から2005年までの東南アジア諸国、タイ、カンボジアビルマ(勇造さんは敢えてミャンマーという国名を使わずビルマと表記されています)、ラオス、マレーシア、中国、バングラデッシュ、それにもちろん日本国内のことをその独特な視点で自身のライヴ活動のことも交えて書いていらっしゃいます。
小さな荷物で、庶民の目線で、その土地に馴染むように旅する勇造さん。もちろん国内を旅するのとスタンスは変わらないのでしょうが、その人柄が伺ええます。特にタイでのカラワン・バンドとの交流から繋がるミュージシャン同士の交流は素晴らしいものです。
今の自分のようになかなか旅に出れない環境だと、勇造さんをはじめいろんな人たちが各地の風を運んできてくれるのは嬉しいものです。
そういえば今年1月に届いた勇造さんからのハガキはタイから出されたもので、「ボブ・ディラン自伝はすごい!」って書いてありました。タイでレコーディングもしているようなのでそれもまた楽しみです。
今年も11月には人吉に来てベアーズ・カフェでライヴを行ってくれるであろう勇造さんを待っていたいと思います。