ボブ・ディラン三昧

bearsmick2006-01-29

昨年から続くボブ・ディラン・ブ−ムですが、特集の内容によって買ったり買わなかったりする音楽雑誌「レコード・コレクター」誌の2月号が、「ノー・ディレクション・ホーム」の映画公開にあわせてのディラン特集だったので、これはもう問題なく買ってしまいました。尾城君から頂いた、「ノー・ディレクション・ホーム」のTV録画ヴィデオはもう何回も観たし、そのサントラである「ブートレグ・シリーズvol.7」も聴いているんですが、今また雑誌の記事を読むと、どうしてもオリジナルのアルバムを聴きたくなって、店が閑なのをいいことにレコードをターンテーブルに載せて延々と聴いてしまいました。ディランの昔のアルバムは一番好きな「追憶のハイイェイ61」を除いては、アナログでしか持っていないのです。
御存知に様に最初のアルバムはアコースティック・ギターの弾き語りで、所謂フォーク・ソングという音楽/歌をやっています。煌びやかな音作りに慣れ親しんだ耳には凄く地味に聞こえるのも事実なんですが、今またギターの弾き語りということで聴くとけっこう「これ使えるじゃん」という感じで、一緒にいたナテ君とも話していました。
当時二十歳そこそこの若者だったヤング・ディラン、アルバム一枚ごとに進化して行く様子が伺えます。しゃがれた歌声と共にギターのテクニックもたいしたものなんです。
自分が影響を受けてギターを弾くようになって、とりあえずのオリジナルを作ったりして歌い始めた頃を思い出したりしました。もしその音源が残っていたりしても恥ずかしさと怖さで聴けないでしょうが(笑)。
指の怪我も治ったし、ギターの弦も張り替えたし、そろそろ今年の音楽活動も始めようと思う今日この頃でした。
ということで今日の写真はディランの2枚目のアルバム「フリー・ホィーリン」。このジャケットのように素敵な恋人と腕を組んで歩くのを夢見た遠い日の自分がいます。当時のフォーク少年はみんな憧れたんじゃないかな、きっと。