ボブズ・フィッシュ・マーケット

bearsmick2006-01-16

マイミクのCさんから1980年横浜サマーディでのボブズ・フィッシュ・マーケットの解散ライヴのCD−Rうを頂きました。
そのボブズは、ベアーズ・カフェにも毎年来てくれて素晴らしいライヴを行ってくれている日倉士歳朗君がギタリストとして参加していたバンドで、まるで日本のザ・バンドのような音楽を聴かせていてくれたバンドでした。
以前、ここにも書いたことがあるかもしれませんが、下北沢の「ぐ」のおかげで、まずベースの吉田君と知り合いになって、なにかと縁があるバンドになったものです。(例えば、僕が札幌にいたときにもライヴで来て会ったし、大阪に遊びに行ったときにも大阪でライヴをやっていたし、挙句の果ては一緒に中国・九州ツアーをすることにもなりました。楽しい思い出です。)
で、その解散ライヴのCD-Rですが、とてもカセット・テープで録音したとは思えないくらいの音質の良さで(きっとCD-R化する時にいじったのでしょうが)、MCも入っていてたっぷり臨場感あふれる演奏を楽しむことが出来ます。(なんとCD3枚分です)ボブズのオリジナル曲はもちろんのことディランやバンド、ボビー・チャールスのカヴァーなど、まるであの時代の僕らの世界を代弁するかのような選曲で楽しませてもらいました。最後には夕焼け楽団の二人のギタリスト、ケニー井上さんと藤田洋麻さんとのセッションもありました。でも残念なことに解散ライヴなんですよね、これ。
1980年といえば、メンバーはまだ28歳くらいでしょうか、どうにも老成した感じのバンドですね、今思えば(笑)。もっとも現在もラリー・パパ&カーネギー・ママといった同じような匂いを持つバンドもあることはあるんですが。
当時はまだまだ、J-POPという言葉さえなくて、日本のロック・バンドはなかなか食っていくのが大変な時代でした。売れるには渋すぎたのでしょうが、だからこそ今の時代に聴いても、ある意味通用する音楽であるのかもしれません。
今日は昼間も深夜もこのライヴを聴いていました。自分の若かりし頃もちょっとだけ思い出したりもしました。ネットでの友人のおかげでボブズのドラマーだった前田君の消息も知ることが出来ました。なんか嬉しいです。そういえば今日のお客さんは何故かギターを弾く人ばかりが来たなぁ、少ないお客さんだけど。(笑)