モンタレー・ポップ・フェスティヴァル

bearsmick2006-01-13

あ〜ぁ、ショック!久しぶりに長々と文章書いたのに一瞬にして何処かいっちゃたよ。これもはてなフォトライフのサーバーの不都合が原因だぞ。プンプン。
気を取り直して、再度書こうかな。時間がないな、仕事もあるし寝ないと・・・。でも書いちゃおう、やっぱり。
先日、今年初のCDのことを書いたのですが、今回は今年初のDVDのことを。例のごとく某Aからお知らせメールが届きました。今なら20%オフとのこと、そりゃ買っちゃいますよ、だって雑誌で発売のこと知ってから、欲しい欲しいのリスト入りしてたんですもの。ということで買っちゃいました「ザ・コンプリート・モンタレー・ポップ・フェステイヴァル」と「コンサート・フォー・バングラディッシュ」。今回は「ザ・コンプリート・モンタレー・ポップ・フェステイヴァル」のことを。
1967年の6月16日(金)から18日(日)までの3日間、北カリフォルニアの避暑地モンタレーで行われたこのフェスはロックのフェスとしては最初のものだと思います。同じモンタレーではジャスのフェスは行われていましたし、ニューポートではフォークのフェスも行われていたのですが、ロック・フェスは多分このフェスが最初だったはずです。有名なウッドストックは2年後の69年8月ですね。
67年と言えば、ビートルズは「サージェント・ペパー・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を、ビーチボーイズは「ペットサウンズ」といったロック史に残る傑作アルバムを出しボブ・ディランは前年の大作「ブロンド・オン・ブロンド」でフォーク・ロックの金字塔をうち立て、さらに「ジョン・ウェズリー・ハーディング」でカントリー・ロックという新しいトレンドを見せていた年です。ロックが一番ロックらしかったとでもいいましょうか、次々と新しいモノが出てきた頃ですね。
で、このDVDですが、1枚は映画として世に出ていたもの、2枚目はジミ・ヘンドリックスオーティス・レディングのパフォーマンスをまとめて、これまた作品になっていたもの、そして3枚目は120分ものアウトテイクスということです。1枚目や2枚目のものは今までもヴィデオで見ていたんですが、DVD化されたことで圧倒的に画像も音も良くなりました。
このフェスを契機に世界的に人気が出たジミ・ヘンやジャニス・ジョプリンオーティス・レディングのパフォーマンスの凄さはもちろんのことミュージシャンや観客のファッションも見ていて楽しいです。都会的なビートニクな感じの人もまだまだいますし、より自然志向なヒッピー・ファッションの人もいます。2年後のウッドストックになるとほとんどがヒッピー・ファッションになっているので、この2年間で長髪化が進んだんですね(笑)。このフェスのテーマが「ミュージック、ラヴ&フラワーズ」ということで。男女ともに髪に花を飾っているのが楽しいです。このアウトテイクスでも観ることが出来るスコット・マッケンジーのヒット曲「花のサンフランシスコ」そのままの風景です。
いままでヴィデオで何回も観てきて好きな音楽映画の一本なのですが、今回のボックスのアウトテイクス集はこれまたお宝映像満載です。ローラ・ニーロやバーズ、バッファロー・スプリングフィールドのライヴ・シーンは嬉しいです。バッファロー・スプリングフィールドにはニール・ヤングがいなくて代わりにバーズのデヴィッド・クロスビーが演奏に参加していました。
コメンタリーやインタビューもあるようなのですが、まだまだそこまで見れません。楽しみは果てしなく続くのでしょうか(笑)。

3枚のDVDとブックレットが箱に収まっています。右側は1997年頃に出ていた4枚組CDボックス。