セクシー・サッカー、ちょいワル・・・。

昨日店は営業したので(と言っても閑だったけど)今日はお休みです。昼過ぎに起き出してTVで全国高校サッカー選手権大会の決勝「鹿児島実業高校vs野洲高校・滋賀)を観ました。
鹿児島実業高校は昨年に続いての決勝進出で連覇を狙っています。名門校でもあり熊本の隣ということもあってつい応援してしまいます。一方の野洲高校はほとんど始めて聞く名前でもちろん初の決勝進出だそうです。
タフでがっちりした戦術の鹿児島実業高校と個人技で突破を図る野洲高校の対戦という図式になったのですが、久しぶりに真剣に観る高校サッカーは、ずいぶんレベルが上がっていて面白い試合でした。
結果は延長戦の末2−1で野洲高校の勝ちで見事初優勝を飾ったのですが、その野洲の山本という監督さんが、今までの高校サッカーの指導者とはちょっと変わっている感じがしました。テクニック重視で個人のレベルをあげることによって勝つサッカーを目指しているのだそうです。さすがに観ていて楽しい高校生離れしたプレーやトリッキーなプレーが多々ありました。
確かに試合は鹿児島実業の方がシュート数も多く、押し気味だったかもしれませんが、隙を突いたカウンターと個人で勝負を仕掛ける野洲の選手の動きは目を見張るものがあったのは事実です。特に決勝点になった2点目は見事なパス・ワークから相手守備陣を崩しての得点でした。
タイトルの言葉は、その山本監督がインタビューに応えて語ったものです。今までこんなこと言った高校サッカーの監督はいないですよね。高校のスポーツといえばやっぱり教育ウンヌンがまずは出てくるのでしょうが、楽しさや嬉しさを前面に出す、スポーツとしたら真っ当なことを口にして見事全国優勝した野洲高校にはあらためておめでとうを言いたいと思います。もちろん負けた鹿児島実業にも。
楽しく面白い試合をありがとうございました。