ジョー・ストラマーの命日

bearsmick2005-12-22

3年前の今日22日が元クラッシュのシンガー&ギタリスト、ジョー・ストラマーの命日だそうです。
クラッシュといえばセックス・ピストルズと共にUK・パンク・シーンを牽引したバンドというイメージが強いのですが、若かったピストルズと違って、クラッシュはほぼ僕と同世代のバンドなので(ジョー・ストラマーとはたしか同じ歳だったような)、パンク・ムーヴメントを利用して世の中に出てきたバンドというような認識が僕にはありました。エルヴィス・コステロなんかもそんな中の一人です。もっともパンクの精神性は60年代のロック精神と同じ感じがするので、サウンド的にもピストルズよりもとっつき易かったのも事実です。
クラッシュも最初の頃は、性急なR&Rのある種破壊衝動的な楽曲が多かったのですが、その後レゲエやダブ、ソウルなどの要素を出し始め、音楽的にもそのシーンではやっぱり大人びていたと思います。
クラッシュ解散後、しばらくたって自分のバンド「メスカルロス」を作って活動していて、フジ・ロックにも出ていました。なんでも親日派だったそうで、単に遊びにも来ていたそうです。きっと人間的にも良い人だったのでしょう、ロックの殿堂入り?か故人を追悼する為か、グラミ−賞のとき、スプリングスティーンコステロなど大物たちが揃って「ロンドン・コーリング」を演奏していたのをTVで見ました。
現代ではロックも単に一つの娯楽的な音楽になった感もありますが、ロックが元々持っていた精神性の復興もパンクの側面とすると、クラッシュ/ジョー・ストラマーが示した姿勢と音楽は、僕の中にもしっかりと根付いています。
写真は、RCAからのエルヴィス・プレスリーのデビュー作のデザインとロゴを上手く使ったジャケット(カッコ良い!)で有名な名作「ロンドン・コーリング」を。でも実は、その後出た3枚組大作「サンディニスタ」のほうが、僕的には好きです。グッとレゲエに近寄った音作りも当時バッチリはまった記憶があります。
ロックし続けるのに年齢は関係ないと思う今日この頃です。(笑)