KAZU

bearsmick2005-12-16

今週ずっと行われている「トヨタカップ・クラブ選手権」のTV放送のおかげで、毎日閑さ加減を楽しみに変えているベアーズ・カフェです。
昨日は、さすがヨーロッパ・チャンピオンの貫禄を見せつけてリヴァプールが完勝したのですが、今夜は5位・6位決定戦のオセアニア代表「シドニーFC」(オーストラリア)vsアフリカ代表「アルアハリ」(エジプト)の試合が行われました。
リトバルスキー率いるシドニーFCには、キング・カズこと三浦知良が期限付きながら所属しています。日本で行われるのに日本のチームが出ないので興行的に難があり、そのためにカズが呼ばれたとかのいろんな噂はありますが、38歳なるカズの選手としての存在感は相当なものであることは間違いありませんでした。
確かに大体28歳くらいでピークを迎えると言われるサッカーの世界において、38歳は文字通りとうがたっている訳ですが、さすがにスピードの衰えは隠せないもののポジショニングの上手さやゴールを狙う動きは場面により光るものはありました。残念ながら得点を挙げることは出来ませんでしたが、クラブが出来てまだ8ヶ月ほどしか経っていないシドニーFCが2−1で勝ち、サッカー地図を塗り替えることのお手伝いは出来ていたと思います。チームのメンバーにも馴染んでいたようだし、伊達に世界のクラブでプレーしてきたわけではないですよね。
そういえば来年のワールド・カップのグループ分けが決まって、我が日本代表はF組でブラジル、クロアチア、オーストラリアと戦うことになったのですが、そのすべての国のクラブでカズはプレーした経験があるんですよ。これもまた何かの縁であるとともに凄いことだと思います。
アップになるカズの顔には深い年輪が刻まれていて、さすがに歳取ったなぁと思うのですが、渋い男の顔であることには間違いありません。ふと思ったのですが、カズの生き方はJ・ガルシアが言っていたこととも重なるように思います。「自分の信じることを責任を持って楽しんでやる。」ということです。
実は、そんなにカズのファンという訳ではなかったんですが、今夜のTVを観ていて、そんな風に思えたのです。けっこう現代の日本人に欠けている要素なのかもしれません。カズのそんな生き方もまた世界基準なのかもしれません。まだまだ現役を続けるのでしょう、楽しんで頑張ってもらいたいものです。応援します。
ありがとう!カズ。
日曜日のリヴァプールイングランド)vsサンパウロFC(ブラジル)の決勝戦も楽しみです。