ダグ・ザームの命日ということで

bearsmick2005-11-18

今夜は、まとめてダグ・ザームさんのCDを聴いていました。1999年に58歳で亡くなったんですね。60の還暦前に亡くなるのは、やっぱり早いという気がします。
そのダグさん、60年代から活躍していて、僕らにテックス・メックス(テキサスとメキシコが混ざった音楽)の楽しさを教えてくれたのですが、もちろんそれだけではなく、ブルースやR&Bの黒いグルーヴからウエスト・コースト、テキサス・マナーのカントリー・ロックなど、いろんなバンドを作って楽しませてくれました。ある意味、アメリカ大衆音楽の相当な部分を体現していたのかもしれません。
かなりの作品を残しているのですが、今夜はライヴ盤を久しぶりに聴いてノリノリでした。
 
1990年にエイモス・ギャレット(大好きなギタリストです)、元ブラスターズのピアニストでご機嫌なブギウギを奏でるジーン・テイラーとのバンドで来日したので、懐かしい九段会館で観た覚えがあります(同じ九段でも武道館じゃないところがらしいですよね)。会場で昔の仲間に何人か会いました。コンサート自体も楽しかったのですが、そのときのライヴが「ライヴ・イン・ジャパン」としてCD化されています。それ以前のサー・ダグラス・クインテット名義での1980年初頭くらいのライヴCDも持っていたので、続けて聴きました。ごきげんなテックス・メックス・サウンドが堪能出来ます。LPだとブルース、R&Bノリのライヴものも持っています。本当に多彩なサウンドを持っていたんだなぁと思わされます。
1973年にアトランティックから出た「ダグ・ザーム&バンド」という名盤があるんですが、その際のセッションをひとまとめにしたCD「ダグ・ザーム&フレンズ」もあります。オリジナルのジャケットのイラストとCDの写真を見比べるのも楽しいものです。
 
アナログ、CDをけっこうな数持っている僕はきっとダグ・ザームのファンなんでしょうね。昔観たヴィデオのなかにライヴのシーンがあったのですが、息子さんがドラムを叩いていました。僕は持っていないのですが、その息子(ショーンだっけ?)もアルバムを出しているはずです。風貌もソックリなんですから。