Colla Bo Gumbos

bearsmick2005-11-10

昨日の親バカ入った、ドント/ボ・ガンボス・ネタに引き続き、今日は今年出た、そのボ・ガンボス・トリビュートのCDを取り上げてみたいと思います。
この企画、kyon自らいろんなミュージシャンと掛け合って実現したとか聞いています。ボ・ガンボスと同時代かちょっとしたの世代のバンドやミュージシャンたちによる演奏が収められているのですが、面白いのは各曲とも、シンガー+バンドという組み合わせになっていることです。
割と原曲に近い演奏が多いのですが、それはボ・ガンボスが持っていた音楽的要素であるブルース、ニューオリンズR&B、ストーンズ的なR&R、ジェイムス・ブラウン的なファンク、それにある種のフォーキーな感じがそのオリジナルな楽曲を形成する上で大きな要素になっているからかもしれません。ボ・ガンボスの音楽を一言で表すと「ファンキーでピースな祝祭的なロックンロール」といったところでしょうか。
曲目と演奏者を書き記しておきたいと思います。
01.泥んこ道を二人/Leyona&東京スカパラダイス・オーケストラ
02.魚ごっこ/渡辺美里&東京60WATTS
03.夜のドライヴ/甲本ヒロト&ROCK'N'ROLL GYPSIES
04.助けて!フラワーマン/トータス松本&BLACK BOTTOM BRASS BAND
05.絶対絶命/うつみようこ&マチルダロドリゲス
06.もしもし!OK!!/THE BAND HAS NO NAME奥田民生&SPARKS A GO GO)
07.トンネルぬけて/UAlittle creatures
08.ポケットの中/SOUL FLOWER UNION & THE GROOVERS
09.夢の中/YUKI & 麗蘭
10.ダイナマイトに火をつけろ/YO-KING & THE PRIVATES
11.あこがれの地へ/今野英明吾妻光良 & The Swinging Boppers
と以上11曲。知ってるミュージシャンも知らないミュージシャンもいるかと思いますが、機会があったら是非聴いてもらいたいものです。(もちろんボ・ガンボスの元歌も)
ジャケットにはVol.1と記されています。この後もVol.2,3と出るのでしょうか、楽しみです。そのジャケットも八木康夫さんの絵が使われているのも嬉しいです。
ボ・ガンボス解散の後、どんとは沖縄に移住して、よりフォーキーな音楽を作るようになり商業主義とは一線を画す活動を続け、全国をツアーしてその種を撒いてきましたが、残念なことに数年前にハワイで亡くなってしまいました。が、その種は確実に日本各地で花を咲かせているように思います。
こうやっていろんなミュージシャンの演奏する曲を聴いていると、ほんと良い曲がいっぱいあるんだなぁ!と思いました。