アメリカン・ロックの名盤を聴く夜

bearsmick2005-11-02

今夜も休み前にしては、閑な日だったのですが、珍しく開店を持っているお客さんがいらっしゃいました。なんでも店の存在は前の店の時から知っていたけど、まだ来たことが無かったという仕事で人吉に住んでいるという若者でした。
以前はバンド活動もしていたという、その若者と話をしながらいろんな音楽を聴いていたのですが、その若さにかかわらず昔の音楽が好きということで、リクエストを訊きながらLPの片面づつを聴いていくということをやっていました。
まずはザ・バンドの2枚目、ジャニス・ジョプリンの「コズミック・ブルース」、さらにはザ・バーズの「ディランを歌う」と聴いていった所で、またの来店を約束して、その彼は帰っていきました。
こうなるとデッドの昔のものも聴きたくなっていたのですが、都合がいいことに久しぶりの毛利甚八さんが「やまめ庵」の御主人である鮒田さんと一緒にやって来ました。その毛利さんは大分に住んでいるモノ書きの方で(「家裁の人」の原作や雑誌Be-Palなどに寄稿されている人です)、なおかつギターやウクレレを弾いて歌も歌ったりするナイスな人です。
で、話をしていると、最近デッドに興味を持っているとのこと。東京のデザイナー?の人に「アメリカン・ビューティー」を聴いてみればと言われたそうです。ここは渡りに船とばかりに一緒にLPでその「アメリカン・ビューティー」を聴くことにしました。
このLPはジャケットも良いので「ビューティーがリアリティーにも読めるように出来ているんだよ」なんてウンチクを語りながら、ビールを飲みながら聴いていた訳です。そのカントリー・ロックなサウンドを気に入ったらしかったので、ここはもうちょっとデッドの世界を紹介しようと今度は映像で行こうとヴィデオ「ソー・ファー」を観ることにしました。
何回観ても素晴らしい映像作品です。毛利さんもかなり気に入っていたようです。ここにまた一人デッドのファンが出来上がったかもしれません(笑)。今度会う時が楽しみです。あっ、一緒に来た鮒田さんはすっかり出来上がってオネムになっていらっしゃいました。
お土産に頂いた25cmはあろうかというヤマメの塩焼き、とても美味しかったです。食べるのに夢中で写真にも撮らず残念ですが・・・。
ともあれ美味しい音楽と美味しいビール&肴、とても楽しい夜でした。

毛利さんと鮒田さん