クリームのDVDとギター

bearsmick2005-10-24

今年5月にロンドンはロイヤル・アルバート・ホールで行われたクリーム再結成コンサートのDVDを観ました。けっこう話題になっているようで先日行った大型CDショップでもその映像がガンガン流れていました。
今や日本でも大人気のエリック・クラプトンが在籍していたブルース・ベースのパワー・トリオということで再認識されているのかもしれません。僕が中学生のころ流行っていたのでシングルとか買っていたものです。ということなので三人とももう立派なお年寄りのバンドです。一番若いクラプトンも還暦は迎えているのかな?ドラムのジジンジャー・ベーカーは当時から歳とって見えてたし、ベースのジャック・ブルースは病み上がりということでちょっと心配していたものでした。
ところが実際音を聴いて映像を観てみると良い具合に枯れてバンドとしてのアンサンブルも良くなっているように思えました。若い頃は個々の個性がぶつかり合うような所もあった演奏だったのが、メンバーが歳を取ることによって相手を尊重しつつ自分の音を出せるようになったんでしょうね。すごく楽しめました。ジンジャー・ベーカーのペダルを踏む映像がけっこうあるんですが、革靴に黒いソックスでズボンのすそから地肌が見えるのが、ななんだか中年の哀愁を誘いました(笑)。
思えばその昔のクリームのレコードで「スプーンフル」「クロスロード」「シッティン・オン・ザ・トップ・オブ・ワールド」などのブルース・ナンバーを知ったものでした。今回のライヴでもジャック・ブルースのハーモニカとクラプトンのスライド・ギターによる「ローリン&タンブリン」の演奏、カッコよかったです。
そのDVDを持ってきてくれた月曜日の常連さんK君がまたもギターを買ったそうでそのギターも持って来ました。テイラーの810Bというサイド・バックがハカランダで出来ているものです。さっそくちょっと弾かせてもらいましたが、とても煌びやかで明るいトーンの良い音がします。フォーク系のフィンガー・ピッッキングやカントリー系の曲に合いそうでした。良いギターは当たり前に良い音がするんだという当たり前の事実に納得した次第です。それにしても周りには良いギターを持っている人が増えています。僕もウクレレが欲しいのですが、ギターを売らないと買えないね、とカミさんに言われてしまいました。トホホ・・・。