デヴィッドさん、お誕生日おめでとう。

bearsmick2005-10-06

先日はジャニスの命日だったんですが、亡くなった人ばかりを取り上げるのもなんなので、今回は僕の好きなバンドであるLOS LOBOSのギタリスト&シンガー、DAIVD HIDALGOの誕生日ということで取り上げてみたいと思います。
ちょっと驚いたのですが、デヴィッドは1954年生まれなので僕より一つ下なんですね。同世代の感じがするバンドなんでそれなりのシンパシーを持ってはいたんですが、あの身体の大きさ、貫禄で、自分より年下となるとちょっと不思議な気分のにもなるのは確かです。
ロス・ロボスというと一般的には、映画「ラ・バンバ」の音楽で当てたチカーノのラテン・ロック・バンドというイメージが強いかもしれませんが、意外にルーツ・ロックばかりではなく実験性が高い優れた作品を多く作り続けています。さらにはライヴ・バンドとしても素晴らしく故ジェリー・ガルシアもお気に入りだったと語っていました。そのガルシアがいたグレイトフル・デッドのトリビュート・アルバムでもロス・ロボスは「バーサ」をかっこよくキメていました。
さて今回の主人公のデヴィッド・イダルゴさんですが、ギターのみならずメキシコ〜ラテンの曲の時にはアコーディオンもプレイします。身体の幅ばかりじゃなく、音楽の幅という意味でも大きな存在感があります。バンド仲間のルイス・ペレス(元々ドラマーだったけど、最近はフロントでギターなどを弾くことが多くなりました)やプロデューサー、ミキサーとして有名なミッチェル・フルーム、チャド・ブレイクとのLATIN PLAYBOYSの活動でも有名です。最近ではエリック・クラプトンの「クロスロード・ギター・フェスティヴァル」にもブッカーT&MG’sをバックに一人で白いファイアーバードを抱えて出ていました。
前にここでも紹介したロス・ロボスのDVDの中でもデヴィッドさんの息子もギターで出演していましたが、それなりのベテラン大物バンドになったにも拘らず、気取りがなさそうなところもなかなか好感が持てます。今年のフジ・ロックにも出演したのですが、飛行機の遅れからステージに間に合わなくて、急遽空いているスペースでライヴを行ったとも聞きました。それも自分たちでセッティングしていたそうです。

後の大きな人がデヴィッド・イダルゴさんです。アルバム写真は「RIDE THIS-THE COVER EP-」と名づけられたモノでトム・ウェイツ、ボビー・ウォマック、エルヴィス・コステロ、ルベン・ブラデス、リチャード・トンプソンといったミュージシャンの曲をカヴァーしています。ラテン、ソウル、ロックンロールなど、ご機嫌に料理しています。