ジャニスの命日

bearsmick2005-10-04

35年前の今日、ジャニス・ジョプリンが27歳であの世へと旅立った。ヘロインの過剰摂取ということですが、本人は死ぬつもりは毛頭なかったに違いありません。だって名作「パール」のレコーディング最中だったんだもの。
最初に買ったジャニスのレコードは「コズミック・ブルース」というアルバムで、ホールディング・カンパニーを抜けたジャニスがよりソウル〜ブル−スに接近したもので管楽器を含むセッション・ミュージシャンの寄せ集め的なバンドだったので、まとまりというか完成度はイマイチという評価で定まっていますが、個人的には最初に買ったということもあって、けっこう好きなアルバムです。「コズミック・ブルース」や「リトル・ガール・ブルー」といった曲は素晴らしいと当時から思っていました。

当時(1970年くらい)のCBSソニーのLPには、スピードくじがついていて僕も友人の尾城君も当たった記憶があります。僕はビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーの「チープ・スリル」を貰い、尾城君はサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」を入手したと思います。「チープ・スリル」は内容以上にロバート・クラムのジャケットが好きでした。
前にも書いたことですが、ジャニスのLPを2枚持っていることで、高校時代に1級上の先輩恒松正敏さんと知り合えたのも事実です。(下級生にジャニスのLPを持っているやつがいると聴いた恒松さんが、わざわざ会いに来てくれたのです。)
「パール」は高校時代には買ってなくて(きっと友人の誰かが持っていたんでしょう)、東京に出てからLPを買った覚えがあります。当時はあまり女性シンガーが好きではなかったんですがジャニスは別格という感じで好きでした。
もちろん、その後、マリア・マルダーを始めリンダ・ロンシュタットボニー・レイットキャロル・キングローラ・ニーロといった女性シンガーのファンになったのですが、当時はなんといってもジャニスが一番だったことに間違いはありませんでした。